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これは井戸ですよろしくおねがいします ~SCP-040-JP 製作ログ その②~

前回までのあらすじ

DAISOとAmazonがあれば大体何とかなる。

STEP:3 リサーチしてから作り始めよう

前回の記事で見事真っ白なおうちが廃屋に生まれ変わりましたが、「ご存知でしたか?SCP-040-JPは井戸小屋を指します」というネタをやるにあたって、最低限井戸を配置しておく必要があります。ミニチュア井戸はリャマの着ぐるみ同様Amazonでのお取り扱いが無いため、自分で作りましょう。

(画面の左くらいにいい感じのサイズの井戸が欲しい)

この時点の予定で「小屋の内部をカメラでのぞき込む」アイデアが浮かんでいたので、井戸はスマホのカメラ撮影に耐えうるくらいのリアルさが欲しいところです。

元記事の中に井戸の形状に関する記述は「石造りである」の一文のみなので、「ホラー映画イメージとしての井戸」を画像検索で漁ります。
日本で一番有名な「井戸映画」で検索してみましょう。

スクロールを進めると、ところどころ現れる「激アツ!」とか「強リーチ!」の文字に目が留まりますが、気にしたら負けです。精神をやられます。

(ぱちんこリアリティショック発症の図)

STEP4:黙々と削ろう

イメージは固まったので、次は素材です。宅急便で送る関係上、河原の石を積むなどすると送料が大変なことになりますので軽い素材で作ります。

今回はスタイロフォームを使いました。本来は建材の一種で発泡スチロールの親戚ですが、加工がしやすいため造形系のコスプレ制作でもおなじみです。

Amazonでもお手軽価格で手に入りますが、このサイズで買うと畳1枚分の板が送られてきます。車を運転できるのであれば、お近くのホームセンターに行って、加工コーナーで切断して持って帰ると良いでしょう。
もっとも、そんなに量を使わないのであれば画材店で切り売りされているのでそっちを買いましょう。

カッターナイフでサクサクと切っていきます。

スチロール系の素材は接着剤の種類によっては溶け出す恐れがあります。
今回はグルーガンを使い、段ボールで作った土台に固定していきました。

切り口を丸めるため、アイロンを当てるなどして表面を軽く溶かします。
直に当てると、アイロンとスタイロが熱癒合するのでキッチンペーパー越しに当てるといい感じです。

こんがり焼けました。下色を塗ります。

黒や茶色のペイントを新聞紙でこすりつけるなどして、ヨゴシを入れます。

学園祭の舞台上に出てくるレベルには仕上がったと思います。
実際の撮影状況で写りをテストします(小屋に入れてフラッシュ撮影)

仕上がってませんでした。(地の段ボールの色が丸見え)

この後、何とか隙間に筆を突っ込んで黒色を載せるなどして、何とか開催の3日前に宅急便で会場へ送りました。

そして、開催2日前。自分用の荷物を携え、前入りの宿に出発したのですが、飛行機で弁当を食べているときに大事なことに気が付きます。

「ねこ」を作り忘れていました。

つづきます。

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SCP-040-JP「ねこですよろしくおねがいします」(著者:Ikr_4185)
http://ja.scp-wiki.net/scp-040-jp
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