三拍子合作毒ガスパートの解説記事

おはこんばんちわ。デュエルリンクスでは岩石族・機械族・昆虫族をメインに使う毒ガスです。

 3拍子合作投稿から早いことで4ヶ月も経過しました。その間、幾度となく記事書こうかな~とか言っておきながら長いこと何をしていたんでしょうか。そうです遊戯王デュエルリンクスです。最近はなめこの収穫にもお熱です。

 余談はさておき、3拍子合作にて狂った主催が唐突にストーリーをぶっこんだとか言われた自パートについて、主に選曲を解説していきたいと思います。
こんな記事見に来ておいて三拍子合作と毒ガスパートの動画付き単品を見ていないなんて愚かな地上の民はいないと思いますが、ネタバレを多分に含みますのでお気を付けください。


きっかけ ~僕がストーリー仕立てにしたワケ~

 選曲一つ一つの解説の前に、まずは物語調にしたきっかけをお話します。

 3拍子合作の参加者募集を始めてから半月ほど経った当時の私は、主催の癖に自分のパートの構成が全くと言っていい程固まっていませんでした。あまりにもネタが無かったため、過去にボツにした「カービィのエアライドの3拍子メドレー」をなんとかして形にするか、最悪主催業に専念して自分のパートを出さないという選択肢すらありました。

 初の主催ということも重なり、迷走気味だった私の目にあるツイートが留まります。

 こちらは3拍子合作の宣伝を受けたザイスさんの、ちょっとしたつぶやきです。この時はなんとなーく「おっ!3拍子楽曲の布教だな!どれどれ」くらいの気持ちでThe Beast of the Endnessを聞きました。
 どうやら「リヴァイアサン」なる漫画の関連楽曲らしいです。しかし、この楽曲が元々の作品の文脈の中でどういった意味を持つかは私には分かりません(ごめんなさい)。
 それでも、この楽曲におもっくそインスピレーションを受けた私はどうしても自パートにこの曲を入れたい、こいつを俺のメドレーに入れてえという執念のようなものに取り憑かれました。

 そこで私は何を思ったかリヴァイアサンの元ネタと思われるリヴァイアサンについて調べました。
 簡単に言うと旧約聖書に登場する海の怪物もしくは悪魔、巨大な体に硬い鱗を持ちいかなる武器も通じない、そして世界に終末が訪れると食物として供えられるそうです。(Wikipedia見た)

こ       れ       だ


 ”終末”なんてワードを聞いてしまった日には、私の厨2心が煮えくり返ってしまうこと請け合いです。思い返せば「The Beast of the Endness」はまんま『終末の獣』に他ならないでしょう。これはネタにするしかねえ。こんなことばかりやってるからDJM感想まとめで自分たちのタッグだけ感想じゃなくて考察を書かれるんだぞ。

 かくして、『終末の獣』が世界を巡る、短くて長い旅が始まるのでした。


本編の解説

 さて、『終末の獣』の旅路の始まりを祝福するのはこの2曲。

1.人間が大好きなこわれた妖怪の唄
2.if~ひとり思う~

 1曲目はニコメドでもお馴染みの3拍子楽曲の1つ、芥川龍之介の河童のアレンジ曲ですね。この曲は端的に言えば、「妖怪の癖に人間を愛してしまった壊れた妖怪が、あまりに寿命が違いすぎて人間に先立たれて壊れてしまう」といった感じです。
 物語としては、「深海に独りで暮らす『終末の獣』が、人間というものを一目見るために地上へと上がる」部分を担っています。既に不穏。
 2曲目はファイアーエムブレムIFのテーマ曲です。曲名通り「ひとり」を強調している他に、このゲームの主人公は龍の血を引いており、時折その全身を異形へと変化させ水を放ち攻撃します。隠れリヴァイアサン要素。
  また、同ゲームでは主人公が共に育った相手との望まぬ戦争が繰り広げられます。もし『終末の獣』が望み通り人間と会えたなら、会いたかった人間との殺し合いの末、その身を供物とされていたかもしれませんね。

 3.バビロン
 4.バビロニア
 5.遺サレタ都

 ここら辺は読んで字の如く、過去に人が住んでいたであろう廃墟をイメージしています。
 余談ですが、バビロニアには姉妹作と言える『バビロニアの旅人たち』『旅の終わりと祝祭の夜』という楽曲があり、最初はこれらも入れる予定だったのですが…。2曲ともいまいち重ねが合わなかったのと、「旅人たち(複数形)にはなり得ない」「祝祭の夜は怪物には訪れない」という理由からカット。

 6.旅の途中

 アニメ版の狼と香辛料の楽曲ですね。この曲もニコメドだとわりかし聞く枠の3拍子な気がします。
 物語としては、大都市でさえ人の気配が全くしなかったにも関わらず、怪物は諦めずに宛のない旅を続けているところですかね。せめて人間とは言わずとも狼のツレが一人いれば、彼もまだ救われたことでしょう。

 7.The Beast of the Endness
 8.来たるべきセカイ
 9.辿りつく詩

 『終末の獣』の真実が明かされる辺りですね。真実と言っても紙芝居になるようなお伽話然としたものですが。
 The Beast of the Endnessの曲中では、「リヴァイアサンが目覚めた時、世界は終りを向かえる」と歌われています。これに倣えば、『終末の獣』が人間に会おうと動き出した時点でとっくに世界は滅んでいるのではないでしょうか。
 来たるべきセカイもタイトルのまんまです。世界は来たるべき姿になってしまいましたとさ。
 辿りつく詩については、The Beast of the EndnessにRevoが一枚噛んでいることを知ったためにサンホラ繋がりで選曲しました。身近な人間にローラン(サンホラに取り憑かれた人を指すらしい)がいたのも後押ししたんだと思います。というかこの一連のストーリーにどこぞの地平線が…ってコメントされてて草。

 10.ひとりぼっちの魔王

 過去にフォロワーからおすすめされていた楽曲。このストーリーを考えるにあたって、救いが無いような方向性にしようと決めたきっかけでもあります。だってこんなにおあつらえ向きのタイトルしてるんじゃ使わないほうが失礼だし。(などと供述しており)
 どうでもいいけど原曲のリコーダーはわざとヘッタクソに鳴ってるんですよねこの曲。今思うとひとりぼっちであることを強調するいい材料になったことだろうし、音の外し方とかもしっかりコピーしておくべきだったなぁ。


おわりに

 いかがでしたか?3拍子合作についてはよく分かりませんでしたが、毒ガスパートは一回の思い付きとそれに対する必要以上の執念で作られています。
  そして、狂った主催が職権濫用の塊みたいなストーリーをぶちこんだせいで、身内のローランがそのストーリー用に手描きイラストを何枚も提供するとかいうありえん事態を招きました。なんなんすかねこれ(芹沢あさひ)
 とりあえず、自分の作った作品が見てくれた人に多大な影響を与えたのだ、と前向きに捉えておきます。うんうんきっとそうだ。

ここまでお読みいただきありがとうございます。次回は迷い込むやつのネタ解説とかしたいな。あれも相当前の作品だけど。

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