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あなたのGショック何本目?

男なら一度は買った事があるであろう腕時計。
それはG-SHOCK

ファッションエトセトラ第26回
今回はもはや腕時計の超ド定番のGショックについて。

いまさら詳しい説明も必要ないと思うので、簡単に。
カシオ計算機の開発者 伊部菊雄さんが自分の時計が壊れたのをキッカケにして、「落としても壊れない時計」をテーマにした企画書を提出。
2年をかけて試行錯誤を重ね1983年に完成したのが最初のGショックの
DW-5000である。
発売当初、日本での人気はいまひとつだった。

その後アメリカでも販売を開始しCMを制作したが、アイスホッケーの選手がパック代わりにGショックを打つ演出は誇大広告ではないかと物議になり、テレビ番組で検証される。

しかし実際に選手が打っても壊れず、更にトラックで踏みつけても壊れなかった事からアメリカで人気が爆発する。

1994年公開の映画「スピード」でキアヌ・リーブス演じる警察官ジャック・トラヴェンの腕にGショックが映る。
このスピードのGショックDW-5600C-1Vはキアヌの私物だったのも相俟って注目され逆輸入で日本での人気が爆発する。

と、ここまでが誰もが知るであろう概要です。

実際にキアヌの私物だったかどうかはわかりませんが、
(プロモーション的にその方が都合が良いのでデマが広がった可能性も)
1994年は初代のイルカ・クジラモデルも発売されているのでいずれにせよブレイクするのは時間の問題でしたね。

初代イルカ・クジラモデル

で、当時私が買ったのはスピードモデルの5600系やイルクジの6100系だったかと言えば違います。

今でこそ5000系は完成されたモデルとの認識がありますが、発売当初は普通のデジタル時計にしか見えませんでした。(私の場合です)
今のモデルの様にELバックライトが無い時代なので、ライトも豆電球でしたし、イルクジのベースモデルとなった6100系にもあまり興味はそそられませんでした。

でも欲しいGショックはあったんです。
上記に挙げたモデルとは別のヤツ。
しかしいくら探しても市内のデパートには売っていませんでした。
それもそのはず。
初代イルクジモデルのベースとなったDW-6100GJは1992年に発売になったのですが、私が欲しかったDW-5900Cも1992年の発売。
スピードの公開の2年前のモデルだったので、もはやデパートには並んでいないのでした。(でも何故だか6100系は売ってた)

では、何故そのモデルが欲しかったのかと言うと…..。

ある漫画の登場人物がそのモデルのGショックをしていたんですね。
それがものすごくカッコ良く見えた。
それがコレ。

桂正和 著 電影少女 恋編より転載

その漫画とは「電影少女」です。
電影少女(ビデオガール)といえば桂正和さんが描く漫画で主人公の"天野あい""弄内洋太"のSF恋愛物語で有名ですが、このGショックをしている人物は"あい編"の登場人物ではなく、"恋編"に出てくる"田口広夢"君の時計なんですね。
今回はGショックの話なので、電影少女の話は割愛しますが、全15巻のうち第一部の"あい編"が1巻~13巻までで、第二部の"恋編"が14巻~15巻まででした。
たった2巻しかない"桃乃恋"が主人公の"恋編"ですが、私は"恋編"の方が好きなストーリーだったんですよね。

それで市内のデパートには売っていなかったので、東京のそれらしいお店に片っ端から電話をしてやっと入手した最初のGショック。
通称「3つ目モデル」
2018年に25年振りに復刻したのでメチャクチャ気になったんですけど、他のモデルを買ったばかりだったので、諦めました…。

当時のカラーをそのままに。


後のステューシーモデルの様なDW-6900系の元祖的なモデルでしたね。

かなりのプレ値がついたステューシーモデル

周りの誰もがGショックをつけだした高校生当時、私はちょっとGショックに飽きてきてポールスミスの時計につけ替えます。
そして社会人になると、映画のグランブルーに憧れてオメガのジャックマイヨールモデルを買い、初ボーナスをスッカラカンにします。

文字盤にイルカが描かれているジャックマイヨールモデル

高校生以降しばらくはGショックから離れていたのですが、時計売り場に勤めていた事で色々なモデルのGショックを目にする様になり、自分の中で再ブームが来ました。

それ以来様々なモデルを買ったり手放したりを繰り返していましたが、今ではアナログ時計と、Gショックの2本持ちというスタイルが固定しました。

そして、現在持っているGショックはと言うと。
35周年記念モデルであるDW-5035D-1BJR

PROJECT TEAM "Tough"の文字がカッコイイ
通常のネジ留めではなくスクリューバックなのもポイント高い。

現在持っているGショックで5本目なのですが、実はこれが初めての5000系だったりします。
スピードモデルが騒がれた当時はあまりタイプじゃなかったのですが、この35周年記念モデルは黒に黄色のカラーリングだったり、液晶がシャンパンゴールドでキラキラしてたり、裏のスクリューバックの仕様だったり、PROJECT TEAM "Tough"の表記だったり。
今まで様々な5000系を見てきましたが、イチバン私の好みのタイプでした。

ちなみに、40周年記念モデルも一応チェックはしました。
カラーリングが黒に赤で、液晶が金色だったのですが…..うん。個人的には35周年の方を買っておいて良かったかなと。

40周年記念モデル。

結局一番買っているのはGショック。
一番つけているのもGショック。
高級時計を買っても傷つけるのが怖くて結局つけなかったり。
その点、Gショックは気にならない。
やっぱり私にはGショックが一番です。

あなたのGショックは何本目ですか?
是非教えて下さい。

では、また次回!



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