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作曲赤ちゃんのDTM~メロディを作りたい!

皆さんはよく鼻歌をうたったりしますか?
料理中、お風呂中、果ては掃除 洗濯 ドライヤー中。
小気味よ~く奏でたメロディが現実に出力されたとしたら、なんだかすごく楽しそうじゃないですか?

なので、今回はメロディを作る勉強をしたいと思います!

※この記事は、作曲の初心者である私が勉強したものをレポートにしています。間違った知識、補足事項などありましたらお気軽にコメントください。

前回はこちら↓


ざっくりビフォーアフター

勉強する前

作曲0歳のころ、私は様々な作曲本を読み漁り、撃沈していました。
ちなみに初心者向け 作曲本の有名セラー「作りながら覚える 3日で作曲入門」も挫折したことがあるので安心してください😇

そして、とある教本に言われるがままコードを打ち込み、なにもわからないままメロディを作成したものがこちらです↓

音の密度をあげる方法がわからなくて、とりあえずメロディにメロディをぶつけていました。いわゆる裏メロと呼ばれるものです。

習作では、最後のほうで崩壊して、裏メロもどきが元のメロディと一緒になっています。混乱している様子が伝われば幸いです😭

勉強したあと

そこから勉強をして、ふんわり理解した習作がこちら↓

すご~い!なんかそれっぽくなってる~!(自画自賛)

まだまだ拙いですが、だいぶ基盤がどっしりした感じになっていませんか?あとなんか曲に起承転結がある、すごい(常に自画自賛)。

ふんわり理解をより強固にするためにも、復習のレポートを書いていきます!


メロディの作り方って?

ちょっとその前に

作曲のやり方には、主に以下の2つがあります。

・メロディから作るやり方
・コードから作るやり方

あなたはどっち派?それとも第三勢力?

私はガンガンにメロディありきでやっていたのですが、初心者ほどコードからしっかり決めて、あとからメロディを作るほうが良いそうです。
というのも、最初にコードを決めておくことで、使える音のチームがわかり、メロディを組み立てやすくなるからです。

前回の記事でも、キーについての説明で、”メロディを作る際には、キーを軸に一定のルールのなかで揃えた音を使う”と書きました。それの延長線上です。
先にコードを決めれば、そのコードと仲のいい音を使ってメロディがつくれちゃうんですね!

なので、今回はコードから作るやり方でいきたいと思います!

まずはコードを決めよう

コード進行については、前回の記事を参照してもらうことにして…
今回のレポートでは、以下のように設定しました。

<Cメジャーキー>
C ⇒ Dm ⇒ G ⇒ C

使える音を知ろう

先ほど、コードについて「 C メジャーキーで最初に C を使う」と決めました。すると、「C で使える音ってなに?」という疑問が湧いたかと思います。
それには、2つの分類をもとに判断します。

1.コードの構成音
2.構成音以外の音(非和声音)

コードで使える音の分類

では、ひとつずつ見ていきましょう!

1.コードの構成音

これは簡単ですね! C だと「ド、ミ、ソ」だとすぐわかります。
そしてお得なことに、たとえ3和音を選んでいたとしても、4和音の音もメロディには使えちゃうんです! C の場合は「シ」もついでに使えます!
なので、 C で使える構成音は、「ド、ミ、ソ、シ」ということになります。

コードの構成音のみで作ったメロディ↓

コードの構成音なので、この音を使えば絶対に音は外れません
迷ったときは構成音を使うといい感じに落ち着いたりします…が、
逆をいえば、単調で面白味のないメロディになってしまいます。
そのため、次の構成音以外の音を使う必要があるんですね。

2.構成音以外の音(非和声音)

C だと「レ、ファ、ラ」になります。
これもすぐにわかってしまいますね。

構成音以外の音なので、存在感があります。
使い方を間違えると悪目立ちしてしまうことも。

「そんな!じゃあどうやって使えばいいの?」というと、上手く使う方法がちゃんとあります。

非和声音の使い方って?

「非和声音を使ったら、なんか馴染まないな…」というときのための使い方が、6つ!あります。

1.経過音(けいかおん)
2.刺繍音(ししゅうおん)
3.倚音(いおん)
4.先取音(せんしゅおん)
5.掛留音(けいりゅうおん)
6.逸音(いつおん)

6つ(以上あるらしいけどここでは6つ)ある!非和声音の使い方

※構成音のみのメロディと対比しやすいように、各音をやりすぎなくらいに使ってます。実際に使うときは調整しましょう。

1.経過音(けいかおん)

経過音には「ケ」とつけています

コードの構成音から構成音への通り道に入れる方法です。
たらら~と流れていくため、綺麗に収まってくれます。
「ドレレレミ」のように連続で入れても、違うコード間をまたがって入れてもオッケーです。

2.刺繡音(ししゅうおん)

刺繍音には「シ」とつけています

構成音の上下をチクチク縫うように入れる方法です。
使い勝手がいいので、私はなにかと使いがちになってしまいます…。
これも「ドレレド」のように連続で使えます。

3.倚音(いおん)

倚音には「イ」とつけています

急に出てきてすぐ上下させる方法です。
小節の頭で出てくるパターンが多いみたいです。
ちょっとした違和感をあえて作ることで、意識を集中させることができますね。

4.先取音(せんしゅおん)

先取音には「セ」とつけています

次のコードの構成音を、ひと足先に使う方法です。
このとき、先取音の次にくる音は、絶対に同じ音でなければなりません。
メロディのフライングみたいな感じですね。

5.掛留音(けいりゅうおん)

掛留音には「リ」とつけています

前のコードで使った音を次のコードに移行しても使う方法です。
この場合、すぐに上下に音を移動させなければなりません。
ちなみに上下移動させるときに、そのまま「ミ⇒ファ」ではなく、「ミ⇒ソ⇒ファ」のように刺繍音みたく音をかませることができます。
こう見るとメロディって、けっこう自由ですよね!

6.逸音(いつおん)

逸音には「ツ」とつけています

構成音の上下にある非和声音のまま終わらせる方法です。
音が非和声音のままで解決しない(すっきりしない)ので、使うのが少し難しいかもしれません。

非和声音をバランスよく使おう

上の音声は1~6まですべて使ってみたものです。
さすがにちょっと詰め込みすぎて、メリハリがない印象になってしまいましたね…。

私もやりがちなのですが、初心者あるあるとして、とにかく「メロディを敷き詰めすぎ」というのがあるそうです。
非和声音を使えるからといってやたら使うのではなく、構成音を主役に添え、非和声音は名わき役として上手く配置できるようになりたいですね!


以上、メロディについてのレポートでした。
次回はリズム(ドラムなど)について勉強したいと思います。
まったく手つかずのジャンルなので楽しみです!


おわり🙏

各音まとめ+おまけの習作

参考資料など

こっちはPDF版↓


もっと感覚的に学びたい人はこちら↓


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