インタビュー09_事業開発部 阿部浩人さん
インタビュー記事第9弾。今回は、高機能バイオ炭の営業を担当している阿部さんです。豊富な農業現場での経験を活かし、生産者を回り続ける阿部さんですが、どんなところに仕事の魅力ややりがいを感じるかなどについてお話しをお伺いしました。
【プロフィール】
名前:阿部浩人(あべ ひろと)
所属:国内事業開発部西日本事業開発チーム
出身:愛媛県県 今治市
趣味:子供と遊ぶ事
好きな野菜:ホウレンソウ
――TOWINGに入社したきっかけを教えてください。
前職で銀行系に在籍していた時分、JAグループのアクセラレータープログラム(スタートアップ支援事業)にてTOWINGと出会ったのがきっかけでした。伴走支援をするなかで、高機能バイオ炭「宙炭」を活用した農業課題の解決や新分野の開拓に向け、生産者の方々と一丸となって取り組む姿に非常に感銘を受け、2023年4月に入社しました。
――現在の業務内容について教えてください。
メインは「宙炭」の販売と導入後の生産者の方へのフィードバックです。県や市町村など自治体への販売が主となるので、産地ごとの農業戦略に基づいた営業を行っています。例えば、土壌に対して課題を抱えているのか、病害に対して課題を抱えているのか、もしくは環境負荷軽減など商品の付加価値向上による差別化を狙っているのかなど、単純に「宙炭」を売り込むのではなく、産地や品目によって異なるニーズや事情を丁寧にヒアリングし、適切な課題解決の切り口として「宙炭」をご提案することを心がけています。一方で日本全国における循環型農業の実現を目指し、地域のバイオマス資源(もみ殻、畜糞、食品加工残渣、下水汚泥など)を活用した「宙炭」の加工・製造を行うプラント(工場)の拡大に向けた提案活動も展開しています。
――前職でのご経験はどのように役立っていますか?
TOWINGと生産者の方々の“橋渡し”の役割において、役に立っていると感じています。農業資材を取り扱うメーカーとして、製品の質向上はもちろん、地域ごとの生産者の方に対して、我々の製品や取り組み、想いなどについてもご理解、共感いただくことも重要だと感じています。前職でJAグループや農家の方々と多く会話する機会をいただいていたこともあり、ソフト面でのコミュニケーションにおいて伝わりやすい“共通言語”をもってお話しできることが大きな強みになっていると感じています。
――営業メンバーはどのような体制で動かれているのでしょうか?
事業開発兼フロントメンバーは現在私を含め6名です。営業エリアや居住地も異なりますが、週1回のリモート定例会を設け雑談チックに情報交換を行うなど連携は密に取り合っています。またエリアが近いメンバー同士で巡回や訪問を行うなど、フレキシブルに営業活動を展開しています。さらに、野菜の青果流通をやられていた方から営農面で生産者の方々にご協力して長年携わられていた方、農業法人で農業に従事していた方など、農業業界における経験豊富な方が多くいらっしゃるので、非常に心強く感じます。
――今、一番やりがいに感じていることは何ですか?
土壌改良剤や育苗の培土など海外輸入に頼っている農業資材の高騰が懸念されるなか、国産の農業資材である「宙炭」の品質向上や国内での普及に対して、生産者の方から「頑張ってね」と期待していただけることが大きなやりがいです。また販売だけでなく最先端の研究開発やカーボンクレジットを利用したビジネスの創出など、農業業界における先駆者として、次世代農業にまつわる最新の知見や事例を吸収できる刺激的な環境だと思います。
――今後の目標は何ですか?
事業の拡大期だからこそ、プロジェクトの一つ一つを“しっかりとやりきる”ためのサポートをしていきたいと考えています。「宙炭」の導入が全国的に広がるなか、各産地の自治体、JAグループの皆様にご協力いただきつつ、収穫物の量・質の向上といった栽培効果をしっかりと生み出し、生産者の方々の売上に寄与する実績を一つずつ積み上げていきたいです。また愛知県にある「宙炭」プラントでは、全国展開に向けたモデルケースとして、産地の特性を活かした戦略をもとに地域における循環型農業の先行事例をしっかりと確立したいです。
さらにアメリカでは研究ラボの設立も進んでおり、日本国内に留まらず、海外チームに日本での事例をフィードバックしながら、TOWINGの取り組みを世界中に広める活動にも注力していきたいです。
――どんな人と働きたいですか?
各部署には、各分野におけるプロフェッショナルの方々が多くいらっしゃいます。モノづくり(製造業)という側面からは、プロ意識と責任感を持たれて働かれている方が多く、そのような方々と今後もご一緒していきたく思います。一方で、幅広い事業領域に携わる事業開発という側面からは、ゼネラリスト的な視点から、相手の課題に対して「TOWINGのプロダクトのどの部分が刺さるのか?」を意識しつつ、新たな付加価値を生み出すことに面白さを感じられる方とお会いできるのも楽しみにしています。
TOWINGでは、今後の事業拡大へ向けて新しい仲間を募集しています。阿部さんのお話を聞いて少しでも興味を持たれた方は、ぜひ当社の採用ページをご覧ください。
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