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タワマン理事長日記
マンションの管理組合、自分には程遠い存在でした。
マンションの管理組合が1年に1回開催する通常総会がマンション近くの開場を借りて開催されました。
議題の中には管理組合役員改選がはいっていました。役員の任期は2年、1年ごとに半数が改選となります。総会では無事承認されました。
第1回理事会
総会終了後に、マンションに移動し、第1回の理事会を開催しました。議題は、役員の担当決めです。
理事が12名、監事が2名で1年目は副、2年目は正という順番で引き継がれていくのですが、私は昨年副理事長でしたので、2年目は理事長という役職に決まっておりました。
マンションがタワーマンションと呼ばれる超高層マンションであったためタワマン理事長に就任することになりました。
ちなみに過去いくつかのマンションに住んでいましたが、理事の経験はなくこのマンションに住んでからも理事になるまで総会すら出席したことがなかった私が理事会を運営していくことになりました。
毎日日記のように書き綴っています。
理事長になっていろんなことが分かりました。
これを書き残すことは重要だと思いました。毎日の忙しさの中負荷はかかりますが、時々読み返すことでいろいろ気づきもあって、これからやることについてもまとめる参考になるかと思いました。
臨時総会を開催し、修繕積立金を3倍に値上げ
まず、最初に着手したのは修繕積立金の見直しでした。
昨年、第1回の大規模修繕を実施し、財務状態が悪化していたためです。
契約しているコンサルタントに今後30年の修繕計画を策定していただいたところ6年後には赤字に転落することがわかりました。また、今後30年の修繕費用を考えると現在の3倍以上の積立をしていかなければいけません。
改訂するために、総会で承認が必要で、総会を開催するためには住民説明会を実施する必要があります。
コロナ禍で3密にならないようにするため同じ説明会を6回開催する必要がありました。2日に渡って開催し無事総会を開催することになりました。
開催直前になって集会場が手違いで使えなくなり、会場を変更するなどいろいろありましたが、無事可決承認されることができ、10月から値上げが決定しました。
長期修繕専門委員会(仮称)の設立
臨時総会で長期修繕計画も承認をいただきましたが、5年ごとに見直すとのお約束もしました。そのためには、任期が2年の理事会とは別に長期プロジェクトに対応した専門委員会を作るべきだと考え、理事会に提案し公募と設立の承認をいただきました。
タワー棟交流会の提案
近隣のマンション管理組合との情報交換の必要性を感じ提案したところ4つのタワーマンションの管理組合の会合が実現しました。
マンション管理士の導入
理事会の支援、長期修繕専門委員会(仮称)の支援を目的にマンション管理士の公募と導入を理事会に提案し承認をいただきました。
Rentasitic!の導入
マンションのコミュニティを充実させるため理事会に提案し、導入することが承認されました。
このように、マンション管理の重要要素である、人(コミュニティ)、モノ(修繕)、カネ(財政)のすべてに新しいルールを導入し推進してきました。
みなさんが、読んで少しでも気づきになる点があれば幸いです。