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タワマン空室税
神戸市が検討している「タワマン空室税」は、タワーマンションの空き部屋の所有者に対して課税する新しい税制度です。この税の導入は、全国で初めての試みとなります。
目的
廃虚化防止: 空き部屋が増えると、管理費や修繕費の回収が困難になり、最悪の場合、マンションが廃虚化する恐れがあります。
適正な管理促進: 空き部屋の所有者に課税することで、適切な管理を促し、マンションの資産価値を保つことを目指しています。
地域社会の持続可能性向上: 空室税の収入は、マンション管理や防災・防犯にかかる費用に充てられる予定です。
背景
神戸市では、タワーマンションの空き部屋の割合が高層階ほど増加しており、特に40階以上では30%を超えています。このため、空き部屋の増加がマンションの適正な管理を妨げ、将来的な廃虚化のリスクが高まると懸念されています。
課題と懸念
法的課題: 空室税の導入には、市議会での条例制定や国からの同意が必要です。
所有者の反発: 投資目的でマンションを購入した所有者からの反発が予想されます。
住宅需要への影響: 空室税が住宅需要をさらに減少させる可能性もあります。
神戸市のこの取り組みは、他の自治体にも影響を与える可能性があり、全国的な注目を集めています。