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米子発!茶碗蒸し界の異端児「〇〇入り茶碗蒸し」が全国を驚愕させる!?
こんにちは!トワサンです。
突然ですが、皆さんは茶碗蒸しはお好きですか?
最近では寿司屋さんとか和定食でくらいしか食べなくなった茶碗蒸しですが、米子の家庭でつくる茶碗蒸しの具はちょっと変わっているんです。
「茶碗蒸しといえば、鶏肉やしいたけ、かまぼこでしょ?」
そう思っているあなた、ちょっと待ってください!
鳥取県西部、特に米子市周辺では、茶碗蒸しと言えば、実は「春雨入り」が当たり前なんです。
ということで、ちょっと掘り下げてみたいと思います。
なぜ鳥取の茶碗蒸しは春雨入りなのか?
その理由は、意外にも庶民の知恵から生まれたもの。
昔、卵が高価だった時代に、卵の量を減らさずに茶碗蒸しをたくさん食べたいために、春雨を代用したのが始まりと言われています。
ところが、これがただの代用ではなく、春雨のつるっとした食感が茶碗蒸しに新たな魅力を加え、地元の人々の心を掴んだのです。
ふやけるほど美味しい?鳥取流茶碗蒸しのこだわり
さらに面白いのは、春雨の食感に対するこだわりです。
細麺派 vs 太麺派: 現在の主流は、食感のしっかりした細めの春雨ですが、地元の年配者の間では、昔ながらの太めの春雨を好む人も多く、「ふやけていればふやけているほど美味しい」という声も。
具材へのこだわり: カニ、大山鶏、白ねぎなど、地元の食材をふんだんに使用することで、鳥取ならではの風味を追求しています。
全国が注目!「秘密のケンミンSHOW」でも紹介
このユニークな食文化は、先日放送の秘密のケンミンSHOW極で取り上げられ、全国的にちょっとした話題になりました。
番組では、鳥取県民の「茶碗蒸しは春雨入りが当たり前」という発言に、スタジオは騒然。
MCの久本さんも「えー!春雨!?」と驚きを隠せませんでした。
鳥取の茶碗蒸しを全国に広めたい!「春雨入りだよ茶碗蒸しは愛好会」の挑戦
この注目を集めたことをきっかけに、「春雨入りだよ茶碗蒸しは愛好会」が結成されました。
愛好会では、
飲食店へのメニュー導入: 地元の飲食店に春雨入り茶碗蒸しメニューを導入してもらう
観光PR: 鳥取の新たな名物として、観光客にPRする
レシピ開発: より一層美味しく、魅力的な春雨入り茶碗蒸しを開発する
などの活動を行っています。
全国各地の茶碗蒸しとの比較
全国各地の茶碗蒸しは、地域によって様々な特徴があります。
関西風: 出汁が薄く、具材もシンプル。
関東風: 出汁が濃く、具材も豊富。
九州風: 鶏肉やエビなど、具材を細かく刻んで入れるのが特徴。
これらの地域では、春雨を茶碗蒸しに入れるという発想はほとんどありません。鳥取の春雨入り茶碗蒸しは、まさに異端と言えるでしょう。
なぜ鳥取の茶碗蒸しは春雨入りになったのか?
なぜ鳥取の茶碗蒸しだけが春雨入りになったのか、その理由ははっきりとは分かっていません。しかし、いくつかの説が考えられます。
卵の価格: 昔、卵が高価だったため、代用品として春雨を使った。
気候: 寒さの厳しい冬に、温かい春雨入り茶碗蒸しを食べる習慣が定着した。
地域性: 米子ならではの食文化が育まれた。
まとめ
米子の春雨入り茶碗蒸しは、そのユニークな発想と、地元の人々の愛情によって育まれた、まさに「ご当地グルメ」と言えるでしょう。
全国の茶碗蒸しとは一線を画す、米子ならではの食文化をぜひ体験してみてください。