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米子の雑煮って実は〇〇なんです

こんにちは、トワサンです!
お正月といえば、おせちやご馳走と共にお酒を朝から飲みっぱなしで家族や親しい人と過ごす時間、そして何と言っても「お雑煮」ですよね。

全国各地で味やスタイルが異なるお雑煮は、その土地の文化や歴史がぎゅっと詰まった一品だとつくづく感じます。

そんな中、僕の実家では「博多雑煮」が定番です。
でも、米子に引っ越してきてからというもの、地元の「小豆雑煮」に触れる機会も増え、二つの味の違いに驚きと発見の連続です。


トワサン家の「博多雑煮」とは?

まず、僕の家で作る「博多雑煮」について少しご紹介します。
博多雑煮の最大の特徴は、なんと言っても「あごだし(トビウオのだし)」と「スルメだし」を使うところです。
あごだしの上品な香りと深みのある味わいが、具材の味しさを引き立ててくれるんですよね。

具材も独特で、丸餅に加え、かつお菜という博多ならではの野菜が使われます。他にも、鶏肉やブリ、鯛、しいたけ、大根、人参などが入っていて、見た目も鮮やかでとても豪華。
お正月らしい晴れやかな気分を存分に楽しめるお雑煮です。

博多雑煮を食べると、「新しい年が来たなぁ」という実感が湧くんです。
これがトワサン家の正月の味、いわば僕にとっての「ソウルフード」なんです。


米子の「小豆雑煮」にカルチャーショック!

ところが、米子に引っ越してきて初めて「小豆雑煮」に出会ったとき、僕は驚きを隠せませんでした。
お雑煮といえばだしが効いた塩気のあるスープ、という固定観念があった僕にとって、甘い小豆ベースの雑煮は衝撃的でした。
「え?これ、お汁粉?ぜんざい?」

地元の友人たちに「これが米子のお雑煮だよ」と言われても、最初はピンときませんでした。
あずきたっぷりの甘い汁に丸餅が浮かんでいる姿は、どう見てもデザートのじゃん。で
も、食べてみるとその優しい甘さにほっこりし、じんわり温かい気持ちになる不思議な魅力がありました。


博多雑煮と小豆雑煮、どちらも魅力的!

どちらの雑煮も全く違った魅力があります。
博多雑煮は、「豪華さ」と「だしの深い味わい」で新年の特別感を存分に味わえる一品。
一方で、小豆雑煮は「優しい甘さ」と「素朴さ」で心を和ませてくれる一品です。

特に米子の小豆雑煮は、地元の歴史や文化が色濃く反映されています。甘い小豆には、豊穣や無病息災を祈る意味が込められていると聞き、なるほどと納得しました。
お雑煮一つ取っても、土地の文化や人々の暮らしが感じられるのが面白いですよね。


家庭ごとの味わい深さ

お雑煮というのは、それぞれの家庭ごとに微妙な違いがあって、それもまた楽しみの一つです。
我が家の博多雑煮も、母がいつも「だしの濃さはこれくらいがちょうどいい」とか「かつお菜はたっぷり入れる方が好き」といったこだわりを持って作っていました。

米子の家庭でも、「うちはこんな風に小豆雑煮を作るよ」とアレンジがあるそうで、砂糖の加減や塩のアクセント、餅の柔らかさなどが家庭ごとに異なるんだとか。
食べ比べをしてみるのも楽しいかもしれませんね。


新年に二つの味を楽しむ贅沢

米子に住むようになってからは、元旦に博多雑煮を食べ、二日目や三日目には小豆雑煮を食べる、という新しいお正月の楽しみ方が生まれました。
それぞれの良さを味わいながら、年の初めを迎えるというのもなんか得した気分になれます。
ただ、未だに雑煮という呼び名はどうなんだ?とか、お汁粉でいいじゃないの?とかって思うところはあります。


まとめ

お雑煮は、その土地の文化や家庭の歴史が詰まった料理です。
博多雑煮も、小豆雑煮も、どちらも新しい年を迎えるにふさわしい特別な味わいがあります。
そして、新しい土地でその土地ならではのお雑煮に触れることで、地元の人々とのつながりも深まります。

皆さんも、ぜひ自分の地域のお雑煮だけでなく、旅先や他の土地の雑煮文化に触れてみてください。
そこにはきっと、新たな発見や驚きが待っているはずです。

それでは、また次回!

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