結局マヂカルラブリーが好きな話(あの日編)

2月18日、R-1準決勝。結果はなかなか出なかった。ずっとパソコンの前でラインライブのサイトを開き待機していたが、一向に来る気配がない。ウケはよかったと聞いていたが、油断してはいけないのがR-1であり客がわいても平気で落としたりもする。ふと目をスマホにやると、なんとよしもとの公式がフライングで結果を出していてしまっていた。おいなんだよー!と言いつつサイトを開いてしまう。

ファイナリストの欄には野田さんの名前があった。何ともふわっとした形で教えてもらった結果であったが、10秒くらい真っ白になってそこからじわじわ嬉しくなっていった。トリプルファイナリスト誕生の瞬間であった。いずれ決勝に行くであろうとは思っていたがまさか今年とは。嬉しい、おめでとうと言う気持ちでいっぱいだった。

決勝戦は無観客試合という形であった。ウケや空気などかなり不安であったが直前に行った敗者復活戦が思いのほか良かったため決勝が始まる頃にはそういったネガティブな思いは薄れていた。

野田さんはAブロックの4番手。悪くない出番順ではあるがどう転ぶかは分からない。ネタは「もも鉄」予選と同じく野田ゲーである。馬鹿馬鹿しいクソゲーネタ。半分贔屓目かもしれないけれど面白い。会場は、無観客でもしっかり笑い声が聞こえる、ちゃんとウケているのがテレビ越しでも分かった。結果はAブロック通過。正直、ファンとしてはファイナルのラスト3組に進めれば万々歳であったため(ピン芸人に勝ってほしいというのもあった)この時点で優勝したようなテンションであった。よし!ちゃんと跳ねたと。

そしてファイナルステージ。ネタは同じく野田ゲーより「モンスト」。優勝してもしなくても上位3組に残れたことにルンルンな私は1ネタ目よりリラックスして見ることが出来た。うんうん面白いなーくらいのノリである。優勝?まあ出来たらしてほしいけれど決勝に行けた、そして3位以内になったことだけで嬉しいよーと。

全ネタ終了する。そして最後のCMに行ったとき私はふと我に返り、あれ?これ優勝するんじゃないかと急に思い始めた。いやAブロック突破した時点で可能性としては充分にありえたのだが、突然そわそわしだしたのだ。CMが明ける。結果発表だ。

まずはdボタン投票は一位。続いてTwitterでの投票も一位。やばい、優勝してしまう。そして審査員投票。次々に票が入っていく。ん、これは?これは?「ということでR-1ぐらんぷり2020優勝はマヂカルラブリー野田クリスタル!!!」ドン!と金と銀の吹雪。優勝した。信じられない、優勝した。勝った、王者だ。でもどうしよう全く実感がわかない、とりあえず写真でも撮っておくか。それでも現実味がない。野田さんめちゃくちゃ喜んでいる。

その時応援している芸人が優勝するのは2016年M-1の銀シャリ以来であったがその時は上沼さんの票がひっくり返った瞬間にダバダバ号泣したのであったが、今回は信じられなくてとりあえず笑っているだけであった。

続く・・・(すみません、本当に次で最後です)

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