41.原爆はなぜ日本に落とされたのか

41.原爆はなぜ日本に落とされたのか

「我が国は世界に冠たる国だ!」などと言うバカがこの国には少なからずいるが、これも最近ニュースで話題になっている統一教会などの「宗教」そのものだ。

彼らは幻にすがりながら「日本は神の国」だと信じて疑わないのだろう。そういう連中は右翼であるが、その右翼どもが今回の統一教会のニュースに怒りをあげないのはなぜか。統一教会は「日本からだけカネをむしり取り」、「日本人は存在してはいけない民族だ」、と主張していたのにもかかわらず、その統一教会と、右翼どもが応援していた元首相がズブズブの関係だったことに何の考えもないのか。まさしく日本のお家芸である「思考停止」状態である!

歴史的結果ではあるのだが日本が経済を大きく発展させ、それこそ現代では「物質的には」豊かな国となった。本当に何でもあるのだが、残念ながらこの国には 希望 と言うものがない。

原爆はなぜ落とされたのか。それも二つも。

公式には米軍兵士の被害を少なくするためとされている。しかし、それはウソだ。当時の日本に連合艦隊はなく、兵器を作る工場もない。米軍幹部はト大統領に最早原爆投下の必要はないと進言もしているほどだ。

投下の主な理由は二つあるという。一つは、原爆開発の膨大な予算を出した議会に対し、原爆の効果を示したかったから。つまりカネのためなんだ。そして2つの原爆は種類が異なっていた。二つとも落として科学的に確かめようというのが第2の理由。人間のつくる科学には残虐性が含まれている。このウソをアメリカ政府はいつまでつき続けるのかと言うとアメリカという国家がなくなるまでだ。

そんな欺瞞をアメリカは知っている。しかし我が国は知ろうともしないか、知ってて媚びているだけだ。なぜなら日本人が劣っていることを本当はみな知っているからだ。

そして、上記2点の原爆が落とされた理由の要素として、この国のコロナ対策、東京オリンピックに対する対応などを見ても明らかなように、多くの日本人は「変化を好まない」習性をもっていることが挙げられるだろう。惰性の中で生きることがまさにニッポンのお家芸であり、太平洋戦争の戦時下でも「負けるのを分かっていて突っ込む」習性を残念ながら持っているのである。カミカゼ自爆攻撃ひとつを考えても、思考停止以外の何物でもない。お国のため、「赤の他人」の天皇につくすのが美徳とされ、戦争反対を訴えれば「非国民」扱い。さらに救いようがないのが日本人は現代人にもぴったりと通じる 同族嫌悪 という性質をもっているから、相互監視で互いを過度に監視し、異質な者を見つけると徹底的に叩き潰すおバカなところがある。これでは技術革新どころか、どんどん世界に逆行するだけである。もちろん原爆を決して肯定はしないが、原爆があって初めてこの国は遅れた国なのだから戦争なんてただちに止めるべきだとそこで初めて気づいたのではないか。

そして我が国に希望がないのは、あの残忍な秦の始皇帝も顔負けの官僚制度を生みだした事だ。現在、政財官トライアングル(=権力階級)は資本主義と社会主義を極めて巧妙に組み合わせ、しかも情報統制(非公開、隠匿、操作)をもって国民を飼い馴らしている。いまや日本は権力階級の「私物国家」に成り果てており、殆んどの国民が惰眠を貪っているあいだに、徐々に構築された巨大なピラミッド型の「一億総『潜在能力』搾取・没収システム」が 民主主義 の萌芽さえ阻んでいる。

日本にいる今の若い人たちに伝えたい言葉がある。

少年よ、大志を抱け ではなく 
少年よ、己の幸せのために ニッポンという名のロボット国を早く見限れ! だ。

いいなと思ったら応援しよう!