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第1部 1.げに恐ろしき人権派標榜弁護士。


第1部 日本では黙殺され続ける自称人権派弁護士による実子誘拐ビジネスの実態
 
1.げに恐ろしき人権派標榜弁護士。
 
「実子誘拐ビジネスの闇」(著者・池田良子、飛鳥新書刊行)という書籍が子どもたちを誘拐された当事者の間で話題となり、その事がネット番組などでも取り上げられたが、残念な事に当事者でなければ見て見ぬふりの風潮を抱える日本社会においては、それほど大きな扱いとはならず、世間に「この国で実子誘拐というビジネス」が横行している事はあまりにも知られていない。人権派あるいは「庶民の味方面」をしていれば名声が得られるとでも思っているのか、こうした「標榜」を行う弁護士や営利団体は政治家と同様に少なくない。衆院北海道選挙区で当選した立憲民主党のS・N氏(篠田奈保子)や参院新潟選挙区で当選した同じく立憲民主党のU・S氏(打越さく良)という輩はその典型である。私は自民党を応援しているわけでは全くない。いやむしろ、縄張りや既存利権を守ろうとするだけの老害連中による政党など、とっとと消えろと思っている。しかしながら、野党である立憲民主党も二枚舌の悪徳弁護士らがのさばるのである。まあ、この日本という国は「閉鎖的なムラ社会」であることは変わりなく、どの政党にも期待などしていないが。
 
さて、S・N氏(篠田奈保子)及びU・S氏(打越さく良)はともに、自称人権派弁護士であるが、これまでにやってきたことは「親子引き離しビジネスの最先端」である。正直なところ、子どもと引き離される親は男性が多いのではあるが、少なからず私のような女性の被害者もいる。逆に言えば男性が被害者となる多くのケースでは、女性側が実子誘拐の加害者となるのだが、これまでに散々の「実子誘拐」を指南してきたのがこのS・N氏(篠田奈保子)やU・S氏(打越さく良)だ。現在は現職の議員という事もあり、名前だけで検索するとそちらばかりが結果表示されてしまうが、この名前に「実子誘拐」「引き離し」と言った文字を足して検索すればこれまでの悪行は直ぐに判明する。このような輩が国会議員と言うのであるから、選挙なんてものはただの「人気投票」に過ぎない事を知らしめており、「選良」とはなんだ、としか思えなくなる。
 
「実子誘拐ビジネスの闇」では数々の手口が暴かれているが、その第一章は「世にもおそろしい実子誘拐の真実」である。私はこの表題を見るだけで吐きそうになるほどの嫌悪感に襲われる。なぜなら私の子どもの誘拐指南に加担した弁護士の名前は下の名前が真実なる戸籍名であり(木村真実)、真実とは程遠いウソツキ真実と書く方が正鵠を得ているという輩であるからだ。上記で挙げたS・N氏(篠田奈保子)やU・S氏(打越さく良)などの「実子誘拐ビジネス」で名を馳せるM・K氏(森公任)ほどではないが、この「真実」氏もなんと自称人権派弁護士であり、私にとっては子どもを奪うシナリオを描いた悪の総本山であることは間違いなく、決して許す事の出来ない反社会的勢力である。
 
2013年(平成25年)に元夫に子どもを突然誘拐されるまで、私自身何も知らなかった。日本に蔓延る自称人権派による実子誘拐ビジネスの実態を少しずつ知るようになったのは、同じように実子誘拐の被害に遭った当事者団体の会合に勇気を出して参加した時からである。当事者仲間から最初に言われて覚えているのは「相手方の代理人弁護士の事はきっちり調べておいた方がいいよ。それがまず第一歩だから」と言う事だったが、実際には良く分からず、さして有名な弁護士でもないようで断片的な事しか出てこなかったのだが、調べた事を伝えると「やっぱりね」と言われた事には今でも驚いている。その木村「真実」、現在でも公安に監視対象とされる政治結社・政党を友党とする自由法曹団の一員であるが、人権派を標榜する悪徳弁護士である事だけは身に染みてハッキリと理解したのであった。私の場合は、木村真実は笑顔(作り笑顔であろうが)で接近してきた。今となれば悪党こそ「良い顔」で近付く事は分かるが、甘かったのだろう。実はそこには子どもと会えない心理を悪用した「ワナ」が用意されていた。無論、別居計画の中で最初から「ワナ」があった事は今なら容易に分かるが、自分がバカ正直で無警戒過ぎた事は悔やんでも悔やみきれない。
 
婚姻生活についであるが、実のところ、離婚が係争になる以前から夫婦仲は決して良好とは言えなかった。というか、所謂「女グセ」が悪かった元夫は「一人の時間が必要」と言うことで、池袋に別宅を構えていた時点で婚姻生活は破綻している。この池袋の別宅の件は元夫自身も裁判で認めており、その本当の理由は「影の女」の存在であったことは後に判明する。
 
しかしながら、相手方(元夫)にとって「有利な離婚」が成立したのは、実は離婚成立前の2013年8月10日に私の子どもたちが突然、元夫によって誘拐されたことにより生じた傷害事件(元夫は翌日退院)である。元夫は、この事件を散々利用して、嘘に嘘の主張をしたあげく(例えばなんと私が放火したらしい!しかも子どもを焼き殺そうとした、とのこと!)、全て一方的に私が悪いとしたのだが、この「ワナ」は当初から仕組まれていたのである。裁判所は「高葛藤」を殊更強調していたが、傷害事件云々よりも、繰り返すが元夫側に「影の女」がいて池袋に物件を借りていた時点で関係は破綻しているのである。
 
当時は気が動転していたので私だけがすべて悪いと思い込み、「自分に何が起こっているのか」にさえ気付くことすらできていなかったのであるが、丁寧な精査を行うと状況証拠とともに元夫による「事前に計算し尽くされた動き」、すなわち事件捜査やそれに関わる元夫の供述、それらの多くが「嘘」で塗り固められ私を陥れるために「事前に仕組まれたもの」であったことが容易に判明したのである。
 
夫婦げんかの序章にしても、私が家の中で暴れ回り家具や家電を破壊していたかのような供述を元夫はしている。確かに私が元夫の激高に呼応して投げて壊したものもあるが、それは元夫も同様である。別に何が壊れようといいのだが、それらの多くが「証拠写真」として記録されている。当然に「壊すところ」ではなく「壊れたモノ」であるが、元夫が壊したものまで「私が壊した事」にされていた(例えば、元夫が蹴り飛ばして穴の開いた私が長男のために購入した本棚や元夫が投げ飛ばした電子レンジなど)。つまり当初は気が動転して元夫が「捏造証拠」を作り出す意図にすら気付けなかったのである。用意周到なワナを弁護士と結託して用意されれば、徒手空拳で抗える術はない。
 
細かい事を書き始めればキリがなくなるが、シロウトでは中々気付けない「仕掛」も散々に用意されていた。離婚に限らず裁判(審判)となれば、裁判所は何月何日までに書面を提出しろという指示を出す。私としては誠意を尽くす意味からも指定期日に余裕を持ち、反論があればどうぞと言う姿勢であった。ところが悪徳弁護士らは期日「直前」に書面を出す。反論の時間は与えないぞというつもりであろう。それでもまあ期日前に来ればそれはそれで仕方がない。
 
実はそんなところにも仕掛(ワナ)があるのだ。期日前日の消印のある郵便で書面は届くのだが、実際に到達は期日を過ぎる。離島や遠方ではない。首都圏であれば多少の郊外でも郵便ポストに最終集配時刻までに投函すれば間違いなく翌日には配達される。集配時刻を過ぎれば消印は翌日だ。なので消印日付は間違いなく前日投函を示す事になる。そこで登場する手口が「郵便を騙す事」なのだ。
 
これだけでは何のことか分からない。私も最初に郵便局員の知人がいる者から聞いた時は理解出来なかった。郵便を騙すと言っても簡単に騙せるのか、期日指定郵便なら「その証拠」が残るしわざわざやる事もない。実は簡単に騙せるのだ。確実に配達を遅らせる方法は至って簡単で、しかもパッと見ただけでは「ワナ」に気付かない。
 
手口は巧妙という程ではない。郵便番号を間違えて書くだけでいい。東京家庭裁判所の住所は「東京都千代田区霞が関1-1-2」だ。裁判所や霞が関ビルなど大量の郵便物があるところには専用の郵便番号が割り振られるが、専用ではない住所地としての郵便番号は「100-0013」である。この7ケタが記載されていれば東京都千代田区霞が関というところまでは分かる。また日本郵便でも7ケタ番号が記載されていれば市区町村名までは省略していいとアナウンスしている。
 
日本郵便としては郵便物に書かれた住所などを機械で読み取るが複雑な日本語を完全に読みこなす光学機器を開発するよりも、数字だけ読み解けばいいようにすれば作業の効率化となる。郵便番号と町名の後の丁目、番、号という数字に集合住宅であれば部屋番号。実際に住所はこの数字の読取だけで成り立っている。住所が完璧に書かれ一見すると何の仕掛けもない郵便物に見える。しかし郵便番号1文字違えば全く違う郵便局へ送られてしまう。もし霞が関に送る郵便物の郵便番号を「100-0013」ではなく、つい間違って「100-0103」と書いてしまえば、郵便局の自動仕分け機は間違った番号を「正しく読取り」その方面の郵便物として仕分してしまう。ちなみに「100-0103」は伊豆大島だ。ここで配達先ごとに仕分けされるが、ようやく人の目で住所を読み取る際に間違いに気付く。日本郵便は郵便番号間違いとして正しい配達先へ返送するが、当然に時間を要する。霞が関と伊豆大島は極端な例だが、要は郵便番号を1文字間違えておけば確実に配達は遅れる。
 
常識とか良識、社会通念とか公序良俗という言葉は悪徳弁護士には通じないのであろう。確かに郵便番号違いでどうしてとは思ったし、最初は仕組みを聞いても理解できなかったが、普通は「ここまでやるか」だ。そもそも普通という言葉を悪徳弁護士には理解できないのであろう。
 
私自身、弁護士事務所から送付される郵便でどうして 「毎回のように」 郵便番号が書き間違えられるのかという意図に気付かなかった。と言うか気付く位なら悪徳弁護士に騙される事もないのだろうが。まあ手口が「数字を1つ書き間違える」という単純なものなので仮に指摘したとしても「事務員の不手際」程度で開き直られるのであろう。ただ、一事が万事この調子。もっと早く、悪の手口に気付いておけばと思うがこの事は後悔してもしきれない。

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