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5月の誕生石 その1 💠Emerald

 5月の終わりに近づいて。。。ここらでやっと追いつきましたね!

5月のBirthday Gem-stone はエメラルドです。

ヒスイも5月の誕生石と言われていますが、
今回エメラルドについてのお話です。ここは真面目なお話から。
エメラルドの特徴
硬度7,8~8
モース硬度とは、宝石の傷つきにくさを相対的に表したランキング数字です。 簡単に言えば、硬くても衝撃に弱い宝石もあるということです。
エメラルドは、硬度は7,8以上ですが、内包物が多く壊れやすいのが特徴、壊れやすさという靭性は5~5,5 です。ちなみに比重は2,72です。ダイヤモンドの比重は3,52ですからエメラルドの方が軽いということは、

1カラット(重量@0,2g)あたりの大きさはダイヤより大きいということはお分かりですよね。
エメラルドは宝石好きの人は皆さん知っている3月の誕生石アクアマリンと同じ種類 『ベリル』という鉱物です。
でも、アクアマリンの靭性は7,5,すなわち、エメラルドより割れにくいのです。
エメラルドのあの美しい緑色は、含有物のクロムが緑色を発色させていて、
産地によって様々に内包物があるのが特徴です。
内包物や傷の少ない、透明で独特の明るさと深みのあるグリーンが良質で、より透明で明るいものや、黄色がかつているものなど様々です。 産地はコロンビア、ブラシル、アフリカなどがあり、特にコロンビアが有名ですね。   
語源はラテン語のミドリのから来ているとか、サンスクリット語で「緑色の石」を意味する「スマラカタ」ギリシャ語で「スマクラグドス」
ラテン語で「スマラグダス」さらに「スマラルダス」に変化。。
その後、古フランス語で「エスメラルド」に変化とかで。
現在の「エメラルド」と言う呼称 になったという様々な説があります。

*良いものの見分け方
内包物が多い宝石なので、透明度と独特のエメラルドグリーン(明るく深い緑)で選ぶことがおすすめ です。
(威厳のある緑)と言われるエメラルドグリーンはステップカットというシンプルな四角いカットが一番で綺麗に出ると言われます。つまり カット面が少ないもの、このカットをエメラルドカットとも言われます。
✴おススメのシェイプ
ある程度の大きさになると色味重視でダントツにステップカット (外形が四角に階段状にカットされているもの)が多いのですが、 このカットは少し大人っぽく、又カジュアルにつける場合かえって地味でフォーマルになる感じがするので、若い方にもつけていただきやすいの表面が丸くなだらかにシェイプされているカボションはオススメです。

*お手入れ方法
壊れやすさから是非丁寧に扱うことは必須。
もちろんなるべくぶつけない、外出から帰ってきたら外して空拭き、そしてジュエリーケースで保管。 これはジュエリー保管の基本です。
そしてなるべく専門家にメンテナンスしてもらうことがおすすめです。
*クリーニング
自分でするのは外してぬるま湯で流す程度、(ホコリや皮脂から)清潔にして(宝石の性質から見て洗浄はプ ロの任すのが1番)ジュエリーボックスで保管です。 温度管理はいりません。

最後に長い間つけてなかったり、出番がなかったり、逆によく着けていてそろそろデザインに飽きてきたり、そんな時は「信頼のできる専門家」に観てもらい、予算をしっかり聞いた上 でのメンテナンスをお勧めです。

というところで、今日はエメラルドのお話その1でしたが、次回はちょっとフカボリした、エメラルドのおはなしです。お楽しみに!

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