【外野手のポジショニング】
外野の守備について、いわゆる野球経験者の方が、
指導者からどのように教わってきたかは分かりませんが、
ひとつだけ言えるのは、『定位置はない』ということです。
外野手は、バッターの体格やスイングを見て、
ポジショニングを変えなければならないからです。
もちろん、アウトカウントやランナーがいる・いないなど、
状況によっても、ポジショニングを変える必要があります。
それと、味方の投手の特性によっても、
外野手のポジショニングは変わってきます。
(そこは汲み取れよ、っていう話ですが…)
だから、外野手に『定位置はない』
ということになります。
私は野球経験者ではありませんが、
「定位置、定位置…!」と叫んでいる指導者は、
野球を知らないんだと思っています。
いわゆる強豪と呼ばれるチームは別として、
草野球でいう5段階の1.5レベルであれば、
右打者がライト方向、左打者がレフト方向に、
強い打球を打つというケースはほとんどありません。
だいたいが擦った打球です。
もし真芯に当てられて打たれたら、
その打者が好打者なんでしょう。
投手にとって、いちばん嫌なのは何か?
それはテキサス(ポテン)ヒットですよね。
だって、打ち取ってるんですから。
投手がよく言うのは、
「頭を越されちゃったら、打たれた俺が悪い」です。
だとしたら、せめてもポテンは防ぎましょう。
チームによって考え方は違うと思いますが、
ブレインズでは、いわゆる「定位置」と呼ばれる場所よりも、
前寄りのポジショニングを提唱しています。
味方の投手を助けるためにも、
外野手はもっと頭を使わないといけませんね。
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