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生理痛を改善するためのセルフケア方法をお伝えします
生理中に生理痛が無い、あるいは軽い痛みを伴う程度は普通の状態です。
しかし、毎月痛み止めを飲むほど痛いというのは明らかに普通の状態ではありません。
毎月の生理中、セルフケアをしっかりしておけば、軽い生理痛なら治りますし、酷い生理痛でもそれ以上悪化しないようにしていくことができます。
そして、婦人科系の病気を予防することにも繋がります。
今回は、みなさんにもできる生理痛のためのセルフケア方法についてお話します。
今を生きる私達は、内外両側から身体を冷やし続けています
これだけ医療技術や薬が発達している現代でも、女性たちは未だに生理痛から解放されていません。
大昔の女性たちはどうだったのでしょうか?
100年前は冷蔵庫もエアコンもない時代で、生理痛を罹る女性は今より少ないと私は思います。
現代の女性は昔の女性に比べ、長時間お腹や子宮を冷やす環境に置かれています。
冷房が効き過ぎる自宅や職場、スーパーなどの商業施設…、どこに行っても身体全体が冷えやすい環境ばかりです。
そして身体を冷やしているのは、外部の環境だけではありません。
氷の入った水、アイスコーヒー、アイスクリーム、冷たいビール、冷たいジュース、冷たいスイカ、そして寒性をもつ生野菜など、身体の内部から冷える環境を自分で作ってしまっています。
現代人の私たちは、身体の外側と内側からと両方から寒邪に攻撃されており、身体…特にお腹を冷やしやすい状態にあります。
商業施設やオフィスのクーラーの温度は自分の意思で決められませんが、お腹に入れるものは自分で決められるますよね。
ですから、生理痛を改善するための第一歩はお腹を冷やさないことと、つまり意識的に温めることです。
自宅であればぜひセルフ灸をオススメします
まず身体を外から温めるアプローチについてです。
生理痛の皆さん、生理中に湯たんぽをお腹に当てると楽になるでしょう。それはお腹が冷えている証拠です。湯たんぽは素晴らしい発明ですが、やはり当てると楽で、使わないと違和感や痛みを感じる対症療法です。
学校や出勤中などでしたら、湯たんぽでもOKです。
でも、もっと効果があるのは「お灸」です。
生理痛に効くツボは書籍やインターネットで調べるといろいろ書かれていますが、まずは
・関元(かんげん)
・中極(ちゅうきょく)
というツボにお灸をしてみましょう。
※ツボの場所をここで説明すると長くなってしまうので、インターネットで調べてみてください。
手軽に家で出来る市販のお灸でも十分効果がありますので、継続することが大事です。
生理が始まる1週間前からは2日に1回。
生理期間中は毎日やることがオススメです。
もし、続けられそうでしたら
・三陰交(さんいんこう)
というツボも効果があります。
お灸の原料は乾燥したヨモギです。
乾燥したヨモギは温熱性を持っています。
お灸の効果は、ヨモギのもっている温熱がツボを通して、体の内部に浸透していきます。
その温かさが生理の血流を良くするので、お腹を温めることができるだけでなく、生理の血がスムーズに出るように助けます。
内部からのアプローチは、とにかく日頃意識的にお腹を冷やす飲み物、食べ物を控えめにすることです。
先程お話した身体を冷やす食べ物や飲み物をとるなら生理以外の時期にし、生理中はできる限り口にしないようにします。
痛み止めの代わりに、生理痛を緩和できる薬膳茶を1つ紹介しますね。
生理痛にも効果がある美味しい黒砂糖生姜茶の作り方
《材料》
・紅茶のティパック1〜2
・2ミリにスライスした生姜3枚(15グラムのすりおろした生姜でもOK)
・黒砂糖 30g。
ティーパックの紅茶は完全発酵の紅茶が多く、温性を持っています。
生姜も温熱性を持つ薬味です。
黒砂糖は特に南方産の太陽光いっぱい浴びったサトウキビでできたものがお勧めです。
黒砂糖も砂糖の中で一番温熱性の強いものなので、この3つの材料の相乗効果はお腹をしっかり温かめてくれます。
この3つの材料を沸騰する500mlの水で4〜5分間煮出し、生理期間中に毎日1日2杯(1杯約250ml)を目安に、温かい内に飲むことをお勧めします。
さいごに
このように
・外からお灸
・内から温熱性の高いお茶
で生理という大切な友におもてなしをしてあげましょう。
「生理痛はあるのが当たり前」
というものではありません。毎回続けていくうちに、痛みの具合は改善するはずです。
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