メルマガ『東医宝鑑(東醫寶鑑)とういほうかん─古典から東洋医学を学ぶ─』第408号「衛氣行度」(内景篇・氣)4

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 ◇ 東医宝鑑(東醫寶鑑)とういほうかん─古典から東洋医学を学ぶ─ ◆


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  第408号

    ○ 「衛氣行度」(内景篇・氣)

        ◆ 原文
      ◆ 断句
      ◆ 読み下し
      ◆ 現代語訳
      ◆ 解説

      ◆ 編集後記
         

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 こんにちは。気の章「衛氣行度」の続きです。

 ◆原文◆(原本の文字組みのままを再現・ただし原本は縦組み
      ・ページ数は底本の影印本のページ数)

 (「衛氣行度」p87 下段・内景篇・氣)

      其別者以上至耳前
      注足陽明以下行至〓上入五指之間其散者從(〓足付)
         耳下下手陽明入大指之間入掌中


 ▼断句▼(原文に句読点を挿入、改行は任意)


        其別者、以上至耳前、注足陽明、以下行至〓(足付)上、

  入五指之間。其散者、從耳下、下手陽明、入大指之間、

  入掌中。


 ●語法・語釈●(主要な、または難解な語句の用法・意味)
 
 ▲訓読▲(読み下し)

       其(そ)の別(わかる)るものは、以(もっ)て上(のぼっ)て

  耳(みみ)の前(まえ)に至(いた)り、足(あし)の

  陽明(ようめい)に注(そそぎ)て、以(もっ)て

  下(くだ)り行(いき)て〓(足付)上(ふじょう)に至り、

  五指(ごし)の間(かん)に入(はい)る。其(そ)の

  散(さん)ずるものは、耳下(じか)より、手(て)の

  陽明(ようめい)に下(くだ)り、大指(だいし)の間(かん)に

  入(はい)り、掌中(しょうちゅう)に入(はい)る。

 ■現代語訳■
  
       その別れる支は、上行して耳の前に至り、足の陽明経に注ぎ、

  下行して足の甲に至り、五指の間に入る。その散じる支は、

  耳下より手の陽明経に下り、大指の間に入って掌中に入る。

  
 ★ 解説 ★

 「衛氣行度」、さらなる続きです。前号部分に加えて、別れるものと散じるものとの分岐の支を解説しています。

 ◆ 編集後記

 「衛氣行度」の続きです。前号のこの欄に書いたように、この項目はあと
 3号もしくは、2号で読めるかもしれません。しばらくこのような記述が続きますが、次の号で内容のまとめに入れそうです。
                      (2021.3.14.第408号)
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