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【歯科衛生士が内緒で教える】ダメな矯正歯科医院『完全保存版』

はっきり言って、ここに書いてあることは本では絶対に学べません
歯科衛生士だからこそ知れた、生の現場から得た知識です。
有益な情報しか書いていませんし、歯科医師に対して忖度なくディスってもいます。
そんな内容ですのでご承知ください。

私は歯科衛生士として15年以上、歯科医院で働いています。
以前、こんな患者さんに出会うことがありました。

きれいな歯並びだけど…何だろう、違和感がものすごい。

毎日たくさんの口の中を何年も見ていますから、そのわずかな違和感がとても大きく感じるのです。

その方は20代の女性で、クリーニングでいらっしゃいました。
私は患者さんに、「ひょっとして矯正しましたか?」と訊きました。

「そうなんです、やっと治療が終わったんですよ!」

そんな風に笑顔で言われたので、こちらも笑顔で返しました。
けれど内心…

(誰だよこんな残念な矯正したのは!!)

そう思っていました。
はた目にはきれいに並んでいます。重なった部分もないし、八重歯でもない。
そう、きれいには並んでいるんですよ。

患者さんの歯並びは前歯の先端で咬んでいて、奥歯は何か所か咬み合っていなかったのです。

正しい咬み合わせだったら、上の前歯が下の前歯の半分を覆うようになっているはずです。
それなのに、治療が終わったらしいその噛み合わせは、切端咬合(矯正した方がいい歯並び)だったのです。

前歯欠けるやつ

ここで間違えて欲しくないのは、歯科矯正とは見た目をよくするためではなく、正しい咬み合わせにすることが目的です。

もちろん受け口だったり出っ歯だったりしたら、思い切り笑うのに抵抗を感じる人もいると思います。
そういう口のコンプレックスをなくすために矯正したい、というのもよく分かります。
むしろそっちの方が主訴で、矯正歯科を訪れるのではないでしょうか。

ちなみに、この患者さんのような残念な矯正をされた人は珍しくありません。
言葉は悪いですが、

「ねぇ、何してくれてるの?今すぐ矯正歯科の看板降ろせ(# ゚Д゚)」

と頭の中で罵倒したくもなるのです。
咬み合わせ無視の見た目重視の歯並びだけに飽き足らず、むし歯の量産に歯周病のオプションまでつけてくるのですから。
その治療を振られたこちらはいい迷惑です。

…いや、患者さんほどではないですけどね?
でもご本人にダメ出しなんてできないじゃないですか。

前置きが長くなりましたが、この記事には

【現役歯科衛生士が教える矯正歯科医院NGポイント】と、【絶対に失敗したくない人が見るべき医院リスト】

が書いてあります。
高いお金と治療にかかる時間を使うのですから、歯科医院選びはとっても重要。

“矯正歯科”と看板を掲げていれば安心!なんて神話は夢です、幻です

たくさんの残念な矯正患者さんの仲間入りをする人がひとりでも減るように、忖度なく歯科衛生士の視点から真実を書きます。

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