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妄想非化学研究書 音楽と映画を読む 誇張された非科学的現実妄想生活52

■気が付いた先にインダストリアル・メタル

思い返してみたならば89年に布袋さんリリースのGUITARHYTHMだったり、
91年にBUCK-TICKがリリースした狂った太陽だったりで著明になったりで。
特にBUCK-TICKと同じ太陽レコードだったソフトバレエは最初からだった。

そうです今回は前回の流れからインダストリアル・ミュージックでも如何。

80年代から90年代に入る頃はまだまだ打ち込みの延長線上だった音楽。
手元の機械でどんな音を奏でるかどんなジャンルで聴かせていくかと。
そこからよりバンド的な音も交えて楽曲に厚みを持たせていったりと。

布袋さんが好きだった事もあり打ち込み+ギターに金属音な曲が好き。
ドイツ語ポエムな感じの楽曲もあり布袋さんなりのインダストリアル。
ライブ時パーカッションのスティーヴ・エトウさん普通に金属叩いて。
単一なドラムパターンに分厚いギターのリフと金属音が心地よくて吉。

なので90年代に入り本格的なインダストリアル・ミュージックからの、
インダストリアル・メタルな波が来てすんなりと聴けた様な気がする。
最初はミニストリーでして丁度1992年リリースΚΕΦΑΛΗΞΘという名で、
全くもって読めないアルバムが出てジャケ買いしたのが切っ掛けでして。

そこから遡りつつ聴いていくとやっぱり最初は打ち込みな音楽でして、
このアルバムの前作辺りからギターのリフだったり機械音だったりと。
打ち込みしてた先輩もギターのリフをよくサンプリングしてたような。

シーケンサー等で打ち込みした音に生のギター音を被せるのは難しい。
どっち付かずになって結果まったりとした?のっぺり?な楽曲になる。
私が下手だっただけな様な気がしますが大体そんな感じになるような。

ミニストリーはめちゃめちゃカッコ良かった(過去形で失礼)、、、

初期の打ち込みから生ドラムで厚みを付けてギターで金属音的ノイズ。
ライブビデオ観ましたけどツインドラムでバタバタやっておりました。
傍から見たらメタルバンドなのかパンクバンドなのかって感じでして。

時を同じくしてイギリスからレイモンド・ワッツがやって来てきたり。
BUCK-TICKともやったりしたので日本でもこの界隈が賑わってくれてて。
元々はドイツのバンドKMFDMの方なんですけどこの辺りを遡ると大変だ。

アインシュテュルツェンデ・ノイバウテンとかもう舌嚙みそうな感じ。
80年から活動しているこの方々は既に機械音で音楽奏でてた様でして。

その後の90年代中期にラムシュタインが同じドイツから出て迷走する。
元々はUKな楽曲が好きだったけどミニストリーでアメリカンな音楽を。

この時期に先輩からメタルやら打ち込みやらを植えつけてもらったら、
最終的にたどり着いたよインダストリアルな世界でUKに戻って来たさ。
89年に布袋さんの一枚目聴いて巡り巡ってドイツにたどり着いたのさ。

■The Perfect Drug/Nine Inch Nails

そんなインダストリアル・メタルと言われていたカテゴリ?の中でも、
この方々が一番メジャーだったであろうかナイン・インチ・ネイルズ。
オアシスよろしくNINのロゴTシャツ着た殿方を街で結構見た様な。

何だかこの湿気てる感が私にはあまり合わなかった様でして(失礼)、
アルバムを追って聴く位な感じではいたのですが周りは結構聴いてた。
この方々はアルバム出すとその後にリミックスやらシングルやら大変、
めちゃめちゃ付随してリリースしてた様な気がして追うのに疲れてた。
ただ代表的なアルバムは一応聴いてましたが私はやはりミニストリー。

そんな中、映画ロスト・ハイウェイのサントラを手掛けてまして、
これがまたマトリックス以前のインダストリアルアルバムでして。

映画もサントラも繰り返しちゃうリンチ監督のロスト・ハイウェイ

スマパンやルー・リードの曲もあるのですがインダストリアルな感じ。
全編通して静寂とノイズなアルバムでサントラ以上の聴き応えでして。
ここにもマリリンマンちゃん入ってたりもしてまぁノイジーでござい。
ナイン・インチ・ネイルズの曲も一層カッコよく聴こえてくるのです。

あ、ボウイ様もこの頃にドラムンベースやらジャングルやら飛び道具。
若いモノには負けまいと思ったかどうか知りませんが安定の楽曲提供。
その上でナイン・インチ・ネイルズのトレントさんともやり取りして。
ボウイのライブにジョイントでナイン・インチ・ネイルズとツアーも。
ここでも自分の好きなモノから巡っていって新しいモノにたどり着き。

逃げるボウイ様 追うトレントさん 揃いも揃って挙動不審

■最終的にここへたどり着く リンキンパーク

2000年に入る頃には自然とミクスチャーな感じのカテゴリ?にされて。
インダストリアル・メタルな方はより破壊的な感じに移行してた様な。
機械音からノイズへ退廃的な感じがインダストリアルミュージックに、
重さそのままなバンド音に打ち込みやラップやDJがいてミクスチャー。

そんな感じにカテゴライズされてた様な気がしてるのですが私は違い、
打ち込みと厚みあるバンドを上手く合致させた新しいバンドだと思い。
この頃からあまり新しいバンドやらを率先して聴かなくなってたけど、
リンキンパークは久しぶりにカッコいいと思ってCD買ってた様な気が。

金属をぶった切るかの様な重く激しいギター音に時として鳴るピアノ。
しっかりと流れる綺麗なメロディーが歌うその声をより感傷的にさせ。
ミクスチャーなカテゴリに入れてる方がいますが私はバンドと思って。
2000年を迎えバンドとして新しい聴かせ方を提供してくれた様な気が。

その他あまり新しめ聴いてなかったしヘビロテしてたリンキンパーク。
久しぶりにシングルやリミックス物まで追い買ってたリンキンパーク。
過去十年近く聴いてたインダストリアル・メタル系がすっ飛んでった。

そのくらいの衝撃だったしカッコ良さだったし一時ずっと聴き入って。
紆余曲折あったけどまだまだカッコ良さは変わらないリンキンパーク。
賛否ある様子ですが新しいリンキンパークも聴いていこうと思います。

ヘビロテな初期の頃と右端の最新作 カッコ良さは変わらんのです

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