妄想非化学研究書 音楽と映画を読む 誇張された非科学的現実妄想生活44
■スケベはスリル、ショック、バイオレンス
幼少の頃から今に至るまで見たり聴いたりのヒーロー列伝続いてまして。
幼少の頃について書き記す予定は無かったけどどうしても外せないので。
今回は私の人格形成に欠かす事の出来ないある意味ヒーロー金田一耕助。
昭和のサスペンス物に欠かす事の出来ないエロやバイオレンスがあって。
昭和とはいえ当たり前に見れた訳では無く親の目を盗んで見るドラマや、
テレビで放送される推理サスペンス物の映画をそれとなく見たりしてて。
そんな中でたまにしか放送されない石坂浩二さんの金田一耕助が好きで。
犬神家は大人になってから好き放題、何度も見返したりしてた物でして。
子供の頃は図書室に江戸川乱歩の怪盗二十面相があってよく読んでたり。
少年探偵団に憧れつつ特にサスペンスは起きない実生活で妄想膨らませ。
そんな中たまにテレビでやっていた天知茂さんの江戸川乱歩シリーズを、
少年探偵団シリーズと勘違いして見た事が発端だった様な気がしており。
明智小五郎は出て来るけど少年探偵団は何処へやら美女の裸が沢山出て。
廃墟の地下室にコンクリートの部屋があってそこには噴水やら花が有り、
それを囲むかの如く裸の女性が沢山居て、、、との妄想が膨らむ膨らむ。
友人達とそんな話をしつつ空き家巡りし勝手に入って大人に怒られたり。
そんなネイキッドな美女を見たい訳じゃないんですけど小説も読み始め。
そこで出会った横溝正史、金田一耕助な訳でしてこれまたバイオレンス。
最終的に主要人物はお亡くなりになってしまうので推理もクソもないが、
何がどうやってこうなったのか含めのめり込んでいく様になってしまい。
ただ小学生にはキツイ、、、登場人物が多く漢字も多い物語の背景が古い。
判らない事尽くめな上で読み進めるから最終的にこの人誰だっけが多く。
面白いけど辛いなぁと思ってた所で石坂さんの犬神家に出会ってしまい。
おぉ映画ならば登場人物が知ってる俳優さんなので理解が早く面白いと。
昭和の古いしきたりだったり背景は図書室で調べたり先生に聞いたりと。
ドラマでも金田一耕助シリーズやってましたが、私は石坂さんの金田一。
全五作品とリメイク一作品となっておりますがDVDBOX買って繰り返して。
怖い物が好きだった訳ではないんだけど昭和のウルトラマンで耐性有り。
仮面ライダーとか昔のヒーロー物は怖かったりバイオレンスだったりで。
だからか金田一見ててもそんなに怖いという認識で見ておらずワクワク。
怖いと言ったらテレビ東京で1981年にやってたもんもんドラエティ内の、
お茶の子博士のHORROR THEATERがこの頃一番怖かった気がしてまして。
バラエティ番組なのに途中で数分間のホラームービーを流すんですけど、
これがまた寝る前に思い出してしまう位の精神的に来るホラーな感じで。
なのでテレビ版金田一よりもう少しバイオレンスな映画版でも怖くなく。
あぁでもスケキヨさんはいつの時代でも精神的に来るのっぺらマスクか。
まぁ石坂さんの頭ボリボリ頼りなさげでいつも走ってる金田一が大好き。
でも市川崑監督の金田一が好きなのかその後の八つ墓村や天河伝説も有。
豊川悦司さんの八つ墓村も展開が早くて結構好きで繰り返し見てました。
渥美清さんとショーケンの方は、これまた精神的に来る感じですよねぇ。
豊川さんの八つ墓村がDVD化された時に間違えて渥美さんのを注文してて。
しょうがないから改めて豊川さんの八つ墓DVD注文し直してたりしたっけ。
豊川さんは夜中のNIGHT HEAD好きで映画見に行ったりしてたから贔屓に。
でもやっぱり今でもへいちゃんと市川崑タッグの金田一が私のヒーローで。
犬神さんちのいざこざはこれからも繰り返し見続けてしまうんだろうなぁ。
■愛のバラード/大野雄二
市川崑監督の金田一と言えばこの曲になるんでしょうか何度聞いた事か。
大正琴で弾いてるものだと思ってましたが洋物の弦楽器で味わい深くて。
映画内の映像と音楽が相まって不安や恐怖を煽ってくる感じが凄く良き。
また渥美清さんとショーケンの八つ墓村も映像のみならず音楽と交わり、
恐怖や不安感を煽ってきたり安堵させたりと精神的にヤラレル感じして。
昭和の邦画もしっかり音楽で聴かせてくれる物が多く頭を駆け巡ります。
因みに天河伝説殺人事件は申し訳ないのですが中森明菜で廻ってしまう。
関口さんがオリジナルなんだけど、私は明菜さんで流れてしまう訳です。
邦画よりも洋画を見る事が多い私ですが繰り返し見てしまう金田一耕助。
幼少の頃に垣間見た衝撃が今でも身に沁みついて離れないのですこれが。
■そんな予定じゃなかったけど個人的な独り言
今回はへいちゃん金田一に終始する予定だったんですけどここで独り言。
金田一繋がりという訳では無いのですが私の大好きな西田敏行さんの事。
金田一耕助の物語は沢山の俳優さんが演じられており語らえば十人十色、
古谷一行さんだったり最近では稲垣吾郎さんや吉岡秀隆さんだったりで。
そんな中、西田さんもその一人で金田一を演じられていたなと思い出し。
でも西田さんを語らう時こそ人それぞれで色んな映画やドラマがあって。
私の中では池中玄太80キロが初めて毎週欠かさず見てたドラマだったと。
毎週土曜日の21時は家族でそのドラマを見て泣いたり笑ったりの団欒で。
口悪いけど義理と人情に溢れたその人物と西田さんを重ねて見たりして。
特に大人になってから職場とかで同じ事を考えながら人と接したりして。
その後の敦煌でめちゃめちゃカッコ良くてビデオダビングして繰り返し。
ナンノさん目的で見に行った寒椿にも西田さん出ててちょいと驚いたり。
釣りバカ日誌よろしくハマちゃんスーさんみたいな掛け合いとか憧れて。
アウトレイジでの悪役も中々ハマっててこれも繰り返し見ちゃったなぁ。
テレビでも探偵ナイトスクープは初代局長の上岡さんが好きで見てたり、
二代目の西田さんになってからも続けて見たりしててもらい泣きしたり。
最近ではやっぱりドクターXで岸部一徳さんとの掛け合いが好きだった。
あれもこれもいっぱい日本のエンタメに顔を出してくれていた西田さん。
これからも残された作品を繰り返し繰り返し見て聴いて思いふけります。
社会人として私の手本になった池中玄太をこれからも貫こうと思います。