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妄想非化学研究書 音楽に思い馳せる 妄想的且つ私的な非科学偶像世界 3
■手前勝手な妄想世界で音楽を語る 氷室京介編 1
2016年のライブから来年で丁度十年になるのかぁと思いふけり。
2014年の横浜で語られた卒業の意味を今でもたまに思いふけり。
そのツアーで伝えられたオマエらに返えすよと言われた名前に。
氷室京介という名はファンが作り上げたものだからとのことで。
その意味を時として考えたり無心に曲を聴き漁ったり繰り返し。
私が辿ってきた氷室京介を勝手な解釈で思いのままに振り返り。
私の大好きな氷室さんだから何篇にも分けて紐解こうかなぁと。
■1988年 毎日が裸な子供だったし片道切符も迷いなく
同年BOØWYが東京ドームでLAST GIGSを開催して綺麗に散って。
程なくしてシングルが発売し私を含め男子は殆ど盛り上がって。
まだまだ子供すぎてて歌詞の意味なんか理解出来なかったけど、
ただただ曲がカッコいいって毎日繰り返し聴いていたシングル。
氷室さんのファンであれば、その皆さん全てのフェイバリット。
各々の心の中でこの曲が時として流れ踏ん張れたかなと思って。
そんな思いに駆られるまでには、まだまだ時間がかかったけど。
7月にソロ・デビューシングル出てアルバムは9月の夏休み明けで。
この年の夏休みは、まるっとANGELばかりを聴いていた様な気が。
友人の家へ遊びに行っても延々ANGELがラジカセからかかってて。
特に当時のラジカセは出始めた「8cm CD」を簡単に聴けなくて。
シングルCDの周りにプラスチックのアダプタをパチパチはめる。
12cm CD仕様にしてからじゃないとディスクを認識しないのです。
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だからシングルCDは、とっかえひっかえと聴くのが面倒でして。
取り合えずアダプタ付いてるしこのままでいいか的な事もあって。
そんな夏休みを過ごしつつ終わってほしくない気持ちと裏腹に、
早く終わらないと氷室が聴けないじゃん!が揺らぎ落ち着かず。
それでもやってくる新学期突入と同時に初のソロアルバム購入。
あれ?アルバムのえんぢぇる何か変だなぁ?音が籠ってるなぁ。
あれ?すとれんぢぁって曲は歌い出しでボリューム下がるなぁ。
あ、一通り聴いてから色々気付いちゃって何だかモヤッとして。
自分のCDがおかしいのかなぁと不良品じゃないかって思ったり。
でも友人のCDで聴いても同じだから、こういうモンなのかなと。
ANGELに関してはBOØWYのMarionetteと同じヴァージョン違い。
でもSTRANGERは歌い出し後に全体的に音が下がるんだよなぁと。
そんなモヤモヤを頭の片隅に残しつつ延々と繰り返し聴いたケド。
結局は単純なお子様だったしカッコいいって事だけで繰り返し。
毎日ヘビーローテーションな訳で歌詞カード見ずに歌える感じ。
テープに曲順変えたりBOØWYの曲とミックスしてダビングして。
あの頃は勉強しなければいくらでも時間はあったからねぇ、、、。
CD買うので精一杯だったしチケットの購入方法判らなかったから、
最初のツアーは観に行けなかったけど、ラジオでライブ流れてて。
アルバムからリカットシングルDEAR ALGERNONのB面にも音源有。
吉田拓郎さんとDAVID BOWIEのカバーが入っててこれがまた良くって。
このカバーを聴く為にシングルのアダプタを付けては取ってたりし。
それが面倒なのもあってCD買っててもテープにダビングしてたなぁ。
双方共にオリジナルよりカッコいいと思ってた十代の幼い私の両耳。
でもボウイ様ごめんなさいSUFFRAGETTE CITYは氷室さんの方が好き。
1988年は兎にも角にも氷室さんの歌声で一色だった私でありまして、
同年に出た布袋さんもメチャメチャ良かったけど殆ど氷室さん一色。
カッコつけて「アルジャーノンに花束を」も買い頑張って読んでた。
物語的に読み難い和訳な本だったので幼稚な頭じゃ中々吸収できず。
それでも氷室さんの一端を垣間見ようと読み進めてたりしてた様な。
他にパチパチやビーパスやら日本のロックが元気だったころの雑誌。
友達と別々の雑誌を買って回し読みしたり切り抜きあったりしてた。
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■勝手に求めていた 8 BEAT な楽曲 身体が欲していたタテノリ
バンドを解散させてソロになったのだから変わった曲調がある訳で。
解散ギリ間に合わなかった私としてみれば聴き始めがバンドな訳で。
頭の中ではBOØWYガンガンで氷室さんのソロが出て8なBEATを欲し。
でもソロになれば楽器を鳴らしてる方々も違う訳だし曲調も変わる。
同じ様なタテノリな曲調に見えて耳心地が全然違ってくる訳でして。
だがしかし氷室さんの歌うリズム感だったり耳心地は一緒な感じで。
何だかんだ言っても当時の私には氷室さんは氷室さんなんだと思い。
聴けば聴くほどソロの氷室さんばかりを聴いていた様な気がしてて。
それが何かが判るまで、これまたもう少し時間がかかるお子様な私。
翌年1989年の東京ドームはBSで放送した物を録画して繰り返し観て、
ライブビデオ発売すれば購入してこれまた繰り返し観てたりしてて。
何がどうカッコ良くて何にどう感動しているか言語化出来ないまま、
ずっと聴き続ける事になる大きな意味を認識出来るまで時間かかる。
そんな片道切符まっしぐらで臆病知らずの裸な十代半ばな私でして。
1990年から始まる社会人生活を垣間見てから初めて伝わる氷室さん。
まだまだ単純にカッコいいだけで聴いてた純粋な氷室さんのCDです。
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