妄想非化学研究書 音楽と映画を読む 誇張された非科学的現実妄想生活12
■CDが売ってない!再び、今度は中古レコードで~
初めて洋楽を聴きまくった人、そうデヴィッド・ボウイ。
バンドブーム最高潮な世の中、私は洋楽を聴き入る旅へ。
働き始めた1990年、レンタル店の問屋な会社に入った私。
社風含め音楽や映画好きな大人たちばかりであったため、
過去へ遡るについては先輩方から色々と教えてもらえて。
1970年代の純粋なロックや1980年代のニューウェーブも、
色んなカテゴリの音楽や映画を垣間見た方々の話はいい。
丁度デヴィッド・ボウイに興味を持ちレンタル屋行くも、
これまた80年代以降のCDしか置いてないお店しかなくて。
なんとそれ以前のCDは出てなかったり、出てても廃盤に
なったりしてるらしく、これから再発祭りが始まるとな。
1990年にデヴィッド・ボウイは、過去のCD再発に合わせた
ワールドツアーを展開し、日本公演は何と東京ドーム2日間。
同年、入門的ベスト盤を出してそこから数カ月おき位に、
数枚ずつ過去のアルバムをリリースする流れになってて。
これがまた出ないんですわ、、、予定通りに進まない再発。
この頃から購入し読み始めたレコードコレクターズなんかでも、
ボウイさん特集してくれてレビュー見るだけでも聴きたくなり。
私は考えた、そう父親が見栄で購入した大型のコンポに、
レコードプレーヤーが備わっている事を思い出しまして。
CD無ければ中古レコードで揃えりゃいいじゃん!と簡単に。
ここから私の中古レコード屋巡りの休日旅が始まってく事に。
ただこの頃、ボウイ株が非常に高額な時期でございまして。
CDの売ってる80年代以降は非常に安い、100円位で売ってる。
CDの売ってないそれ以前のレコードは安くても4,000円前後。
中古のレコードでその金額は無いと思いつつ、この頃は物を
見つけたら即買わないと、その後にまた会える可能性が低く。
どれだけの物をどれだけの金額で購入するか何時間も考える。
ただこの頃、洋楽の輸入盤ブームもあってCDがかなり安価に。
洋楽は1枚1,500円位で輸入盤が購入出来たので、同時進行で
別アーティストのCDを安価に購入しボウイにお金をつぎ込む。
予定では2年もかからず再発される予定だったボウイの再発。
結果、何年かかったんだろう?終わるまで結構かかったかな。
中古で集め同時並行的に再発されるCDも集めて新譜も買って。
散々聴き散らかしたボウイ様、洋邦含め一番好きな異星人で。
■Heroes/DAVID BOWIE
80年代のニューウェーブだったりテレビでよく流れてたような。
邦楽メインな音楽番組だけじゃなく、その時の流行りな洋楽も
聴く事が出来てたし来日するとそのライブを流してくれたりで。
ボウイなんかもLet's Danceはよくテレビから聴こえてたような。
特にミュージックビデオなんかも作りこんでいてカッコよくて。
そんな中、90年に出た入門ベストアルバム購入し好きになった曲。
1969年から1980年まででアルバム13枚!併せてライブアルバムとか、
簡素なベストアルバムだったりと、ひと昔前のアイドル並みに発表。
1969年のフォークな感じから始まり、グラムロックを経てソウルへ。
そして冷たく重いベルリン時代があって1980年にロックなアルバムを
出して連続した創作活動は一旦終了、1983年にLet's Danceで大ヒット。
その冷たく重たいベルリン時代と言われてた時期に発表の「Heroes」。
当時はまだベルリンを東西に分けてた、壁を挟んだ男女の物語の歌で。
丁度、前年に壁が崩壊し日本でもニュース等で散々報道されていたり。
どのジャンルの誌面でも、この話題は伝えてたので子供な私でも理解。
そんな時代的なタイミングや曲の儚さなんかも相まって今だ好きな曲。
90年のベスト盤に伴うワールドツアーで、今後は代表曲やらない宣言。
その後、96年の来日公演で突如として「Heroes」演奏し武道館で号泣。
色んな感情が揺さぶられる1曲が、私はこの「Heroes」でございまして。
また来日前1995年(初出は1993年)発表の曲にも、同様な感じの曲あり。
■地球に落っこちて来た男、また火星に帰る。
2016年1月10日、私は職場で泣き帰宅後もずっと泣いた。
いいオッサンになった私が会社で家で大号泣だったのだ。
いつの間にか地球に居ついてた私のヒーローが火星へ帰ったのです。
しみじみ私はボウイが大好きだったんだなぁと思いふけり。
中古レコードを収集するようになったり、休日や仕事終わりで新宿出向き、
ヴァージンメガストアで輸入盤を漁って、西新宿辺りの輸入盤屋巡ったり。
レコードコレクターズやらロッキン・オン等の音楽を読む雑誌を買ったり。
ボウイから音楽だけじゃなく映画や演劇含め色々と私の趣味が増えた気が。
1990年から本格的にハマって、2016年までの約36年間。
誰かに魅了されるってこういう事なんだろうなと思い。
1年ぐらいまともにボウイを聴けなくなっちゃったけど。
同じような趣味を持つ仲間に支えてもらって今があって。
二度と地球に落っこちてこないだろうけど色んな作品を残して。
時としてそれら創作物を見聴きして紐解いてを繰り返しながら。
まだまだ気付いてないであろうボウイのメッセージを探そうか。
ミックはまだ頑張ってるぜ!!最後に私の大好きなおじさん達の戯れを
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