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妄想非化学研究書 映画に思い馳せる 妄想的且つ私的な非科学偶像世界 4
■仕事に忙殺された年末 朝靄に天使を見た
いつの日かの年末、仕事終わりでテレビつけたまま寝落ちしてて。
気がついたら朝になっており、寝ぼけ眼に映ってた新垣結衣さん。
寝ぼけ眼が捉えた新垣さんに対し、ふと口から出た「あ、天使」。
その言葉で我に返った私はシャワーを浴びそそくさと仕事へ行く。
何だろう?めっちゃ天使がいたよなぁと電車の中でひたすら考え。
職場に着き同僚や後輩にその話をしたら女性の方々には怒られた。
何だその話は?と、新垣結衣が可愛いってだけの話でしょうがと。
そんなつもりはなかったけど、よく考えれば人に言う話でも無い。
何のドラマだったのだろうかと帰宅後に新聞見てリーガル・ハイ。
年末年始にかけて私の地域では一挙再放送をしていた様子でして。
あまりドラマをチェック出来てない私なもので影響力半端なくて。
以前から新垣さん好きでしたがリーガル・ハイでの物言いが良き。
松たか子さんの話でもお伝えしてましたが女性の合いの手が好き。
ドラマだろうと何だろうと合いの手を入れるタイミングが問題で。
私好みのタイミングで話が進む様な合いの手入れる俳優が大好物。
リーガル・ハイの新垣さんは私の好きなタイミングだったのかな。
会話する中で好きな間合いがあり、好きなタイミングで入ると吉。
そこに自分の好きなワードだった場合はめちゃめちゃ嬉しくなり。
強要はせず私の問いかけにどのタイミングでどのワードが入るか。
私の勝手な縛りなだけで相手のタイミングと合致するだけで良き。
まぁ私の心の中だけで喜びたいという訳の判らない気持ち良さか。
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■これ以上ない超高糖度な「鍔迫り合い」に浸る
時は経てこちらも以前から大好きな星野源さんが新垣さんと共演。
逃げるは恥だが役に立つ、どんな役に立つのか見ものじゃないか。
取り合えず録画だけでもしておくかとドラマ観ずに三カ月が過ぎ。
世の中は星野さんの曲で盛り上がってるけど私は付いていけずで。
ネットのネタバレも回避しつつ、いつの間にか時が過ぎ半年位か。
どこかの連休でそうだそうだ観なきゃ観なきゃとやっとこさ再生。
少しづつ観ようかな程度だったにも関わらずノンストップで再生。
九時間弱の長尺をキラキラ眼でキュンキュンさせながら止まらず。
普段ドラマを観ない人が二人のやり取りにニヤニヤが止まらない。
星野さん演じる平匡さんが提唱する「プロの独身」たるや切なく。
新垣さん演じるみくりさんは小賢しいを超越する妄想たるや笑え。
好意を持ってしまった女性に対してプロ独身男は狼狽え挙動不審。
自尊感情の低い男との生活に対して妄想女子は更に妄想を具現化。
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素敵な男女の鍔迫り合い、イチャイチャを超越した心地よさ思う。
もうドラマが始まってからこの鍔迫り合いは始まっており笑える。
話が進むごとにその鍔迫り合いは大衆の知るイチャイチャへ昇華。
物語は勿論それだけに留まらず時事的な事や問題提起もあるけど、
やっぱりこの男女の鍔迫り合いが駆け引きではない所に面白さが。
海野先生の原作も面白くて脚本の野木さんは凄くテンポいい脚本。
ドラマは45分間なのに色々と情報過多でまさにゲシュタルト崩壊。
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大抵のラブコメは男女の駆け引きだったり行き違い的な事が多く。
シェイクスピアよろしく、ボタンの掛け違いとかが多いのかなと。
でも逃げ恥に至っては駆け引きなんて無い、平匡は童て、、、あ。
平匡さんが恋の駆け引きなんて出来る訳が無いのです純粋だから。
みくりさんだって妄想をプラスに具現化する事で精一杯なのです。
だからとどめの一撃すら入れられない善悪の無い鍔迫り合いのみ。
それ観ていると私もプロの童て、、、あ独身だった頃を思い出す。
自尊感情なんて低くて当たり前、成功例なんて無くて当たり前で。
引っ込み思案なクセに変なタイミングで余計な事して罰当たりな。
だから伝えたい事を大事なタイミングで言えないし思いつかない。
変なタイミングで挙動不審になって相手の間合いに入れなくなる。
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好意を持った女性が他の男性の話題を出したりするとモヤモヤし、
仲良く話していたりすると俺より男前だもんねと悲観的になるし。
彼女でもない女性に好意を持ってるってだけなのにモヤモヤする。
彼氏の振りしてやり過ごすなんて平匡さん出来る訳ないじゃんね。
あ、そうか会社で新垣さん天使な話したらそりゃ怒られるわなぁ。
あの時に時間を取らせてしまった女性の皆さま、ごめんなさいっ。
■箱入り息子の恋に恋焦がれた私
お源さんとの出会いも出勤前に放送していたWOWOWでの映画。
箱入り息子の恋をやってて出勤前にボーッと見入ってしまってて。
彼女いない歴=今年齢男子をそつなく挙動不審一心不乱にこなす。
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映画途中で出勤時間になり再放送日時を調べ予約録画して会社へ。
会社に着くなりやっぱり同僚にこの話をしたら星野源いいよねと。
仲の良い同僚女性からカラオケに誘われお源さんの曲を歌い出す。
この曲のビデオ最後までよく見てて!とかけられた曲の最後一言。
全部俺の女、、、あ、今は円盤でしか聞けませんねこの最後一言。
なるほど楽曲を聴いて益々お源さんが好きになってしまって虜に。
箱入り息子の映画を繰り返し観たり楽曲を繰り返し聴いたりして。
他の映画やドラマもレンタル店から借りて観たりしたり浸ってて。
そんな中の逃げ恥だったのでして私からすればドンピシャでして。
箱入り息子の恋と逃げ恥で幅のあるプロ独身風情が中々だったり、
自分の過去に思い巡らせあれが一緒これが違ってたとか思ったり。
プロ独身である事の喜びも悲しみも幾年月であり人生色々な訳で。
同じ日々の反復運動な所へ飛び込んでくるトキメキにメキメキで。
自尊感情が低いまま平常運転な平穏を保ってる私ではありますが、
時として普通のいちゃいちゃを夢見ながら未だに逃げ回る次第で。
異論も反論も許さない、逃げ回りながら生きながらえて行こうと。
このドラマや映画を観つつ正真正銘の鍔迫り合いに思いふけって。
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