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妄想非化学研究書 音楽と映画を読む 誇張された非科学的現実妄想生活24

■大人の本気 即席バンドで初ライブ

前述のコウタ君が本気なバンドメンだった事が一因?してか、
ちょいと会社内で何か音楽活動したいねぇなんてお話があり。

教授の回(第13回)でお話した社内で自主テープ作りからは、
特に何も動いていなかったので、久しぶりにいいですねぇと。

営業側にも個人的にバンド活動をしてる方がいた事もあって、
ここらでライブハウス借り切って皆でライブでもやるかぁと。

今回はエルヴィス・コステロさんが出てきます 上記は良く聴いてたアルバム

打ち込み好きな先輩が幹事?になってくれて色々と手配して。
ルール的には一つのバンドで必ず社内の人間がいる事となり。
何でルールと確認したらメーカーや会社から協賛出させると。

流石な打ち込み先輩、これでよさげなライブハウスを借りる。
一人あたりの金額も安価に済みライブハウスは四谷で決まり。

出演バンドは、まず打ち込み先輩が友人と一緒に出ますよと。
営業の方が友人含めたバンド、コウタ君のバンドこれで三つ。
後は私が出るんですがバンド組んだ事ないんだよなぁと焦り。

そこでなんとストーンズ一緒に行ってくれた先輩のマサさん、
キーボード奏者の半プロだったらしく一緒にやってくれると。
また過去一緒にやってたドラマーの友人も段取っていただき、
ベースはこれまたゲロゲリゲゲゲな先輩クドさんがやるっと。

ギターは私の学生時代に一緒だった友人シオ君にお願いして、
バッチリ揃った、綺麗に揃った、面白いくらいに即席だけど。

ライブの日も二か月後に決まり早々とスタジオ入って練習を。
演奏時間が30~40分なので大体10曲位用意しなきゃとなって。

と、思ってみてもそこは皆が社会人、中々皆で入れず困った。
取り合えず即席バンドなので好きな曲というよりも簡単な曲。
また伴奏楽器が半プロの先輩達なので大人の皆さんメインで、
早々に覚えられそうな曲且つ私達ガキンチョ組が知ってる曲。

ボウイ様はやるとしてストーンズよりキンクスやろうとなり、
またコステロ辺りを絡めていけばいいかもと大人なご意見が。
大人の意見は間違いないしコステロ聴いてるしで反論は無し、
一発目で軽く顔合わせしてさぁスタジオ入って練習!となる。

キーボード、ドラム、ベースの大人組はメチャメチャ上手い。
皆さん音楽活動から遠ざかってたとはいえ全然衰えておらず。
ギターの友人も飲み込み早く一回目の音出しから上手くいく。

ただ次の二回目から皆さんのスケジュールが合わせ辛くなり。
誰かが足りなくても取り合えず音は出そうとの流れで頑張る。
とはいえ即席バンドなもので、そんな上手くいくはずもなく。
そこで考えた、何曲かは弾き語りとか入れて繋ぎません?と。

それいいねとなって、マサさんがキーボードで弾き語りやり、
マサさんと私が二人で一曲やり、後はシオ君オケ付きで一曲。
これで三曲は場繋ぎ出来るなぁとなって残りは頑張って練習。
なんとか全11曲となり約35分位のセットが出来上がっていく。

ただ私の英語力が、、、全く無い、、、歌えねぇ、、、ムズいぜ。

協賛金の方も打ち込み先輩のおかげもあって予定通り調達し。
後はライブまで練習あるのみ!打つべし打つべし!で気付く。
あ、バンド名決めてないですねと、それは私が決めていいと。
大人な先輩は今回だけの即席バンドだしなんでもいいよって。

だったらと当時好きで聴いてたスマッシング・パンプキンズ、
こんな感じのカッコいい名前にしたいと考え巡らしてチンッ!

決まりましたぁ!スペルマッシングにします!!と言ったら皆無言。

え?なんで?よくないですか?その時は本当に何がダメか不明で。
取り合えずライブハウスへの提出物にもスペルマッシングと書き。
でもライブ当日の看板記載は何故かスペシャルマッシングでした。

チミ チミ チョット オゲヒンダネ

■スペルマッシングの演奏曲目

オプションでスモーク炊き放題だったので目いっぱいを依頼。
おかげで初っ端から口の中がカラッカラになりパッサパサで。

ここでギターのシオ君が自身で作成してきたオケを鳴らして、
一人でギター演奏してくれて私含めメンバーは控室へ戻って。
ギターソロ終わりしなマサさんだけ戻ってピアノ弾き語りし、
その後に私も戻ってマサさんのピアノに合わせて歌いまして。

Will You Love Me Tomorrowはキャロル・キングじゃなくて、
ブライアン・フェリーがカバーしてた感じの方で歌いまして。
この曲が終わりしな皆さん戻ってきて後半戦スタートな感じ。

キンクス挟んでほぼほぼコステロな選曲で全ての演奏が終了。
最後の曲中に花束贈呈され大御所演歌歌手な様相を呈しつつ、
特に波乱は無かったものの口の中カラカラなライブ無事終了。

■マサさんの大人な選曲 コステロはパンクじゃなくポップに

大人なマサさん私の好みも理解しつつコステロメインな感じ。
ボウイ様に関してはマサさんも大好きなライブアルバムから、
ジギー時代を選曲してバーズの曲を絡めたのが前半となって。

ストーンズは好き過ぎるし纏め難くなるのでキンクス選曲。
後は私がコステロのAccidents Will Happenやりたいと打診、
そしたらコステロいいねとなり結構コステロメインになり。

ボウイ様もキンクスもライブ盤寄りのアレンジで

実はAccidents Will Happenは氷室さんカバーのをやりたくて、
その音源聴いてもらったんですけど軽く却下でオリジナルで。
まぁちょいと機械っぽいカバーだから纏め難いよねぇなんて。

それとブライアン・フェリーでWill You Love Me Tomorrow、
これ、どうしてもやりたくて聴いてもらって承諾してもらい。

コステロのFrom A Whisper To A Screamはマサさんセレクト。
ってかこれデュエット曲なんだよなぁと思いつつ一人で歌う。
後半のコステロとキンクスの絡みがなんともポップな味わい。
そう、ロックやパンクでは無く何だか全体的にポップでした。

私は先輩方が本気なおかげもありステージに立つ事ができて、
会社の偉いさんも大枚叩いた分、喜んでもらえる事もできて。
何といってもマサさん含め先輩方のバックボーンが垣間見れ。
飲みニケーションでない集まりに当時の坊やは楽しめました。

おっとこれはご愛敬 コステロもポップということで


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