妄想非化学研究書 音楽と映画を読む 誇張された非科学的現実妄想生活２７
■ギャルバンと並走 めんたいロックと淡い恋
ギャルバン加入を経て、いくつかの練習の後に初ライブ決行。
元々リズム感の無い私がどれだけ練習しようとも上手くない。
聴こえや見栄えが何となくいい感じ位にはなったかなと思い。
前述のコウタ君が対バンした色物系？女子バンドではなくて、
結構まともなバンド且つ男が一人居るみたいな感じだった為、
同色系なバンドも居なかった事が功を奏しお客様ウケは良く。
対バンした他のバンド方も男が一人居るから対応もまともで、
色物バンドとして見られる事も無く評判は良かった様に思う。
ただプロ目指してガンガンやってやるぜ！的な感じでは無く、
ノンビリペースで楽しみながらやりたい感じのバンドでして。
よってスタジオ入っての練習とかも隔週だったりが多くなり。
スタジオ入れずフラストレーション溜まりまくる私をよそに、
会社では博多弁な先輩がルースターズをかけまくるちゃんね。
ねぁ君たちバンドやっとうと？ルースターズとかやらんとぉ？
ベースの娘と私に向けバンド＝めんたいロックで攻めてくる。
ベースの娘はおっとり系な方なのでウフフと笑って済ませて、
私は面倒なので、めんたいロックはARBかロッカーズだと返す。
実際めんたいロックという括りで聴いてた訳じゃないけれど、
90年の解散ライブをWOWOWで見たARBに感激し遡って聴き、
また俳優として見てた陣内さんが好きでロッカーズも聴いて。
特に陣内さん、これまた好きなドリカムと一緒に番組やって、
ドリカム横アリでのライブに飛び入りしてたの放送してたり。
まだまだ二十代前半な私はARBの凌ちゃんと陣内さんが好きで。
そんな言い合い聞いてた別の先輩アキさんがARB聴くのと問い。
実はアキさん昔コンテストに出てギターで賞とかもらってて。
何だか色々ありもうバンドは組まないと言ってたんですけど、
私やベースの娘がわちゃわちゃしてるのを楽しそうと思って、
遊びでスタジオ入りたいなぁと言ってくれて入りましょうと。
あ、ベースの娘はナオさんと言いまして、そのナオさんと私、
アキさんがギターでドラムは前述プリプリ一緒に行った新人。
その四人でギャルバンの練習が無い時に遊びで入ろうとなり。
ナオさんも自分のバンド以外で練習出来るから都合がいいと。
これで私のフラストレーションも吹っ飛び色々楽しくなって。
アキさんも洋楽好きなんですけど実の所は邦楽もより好きで、
私と同じくBOØWYだったりARBだったり好み結構似てまして。
特に喜んでくれたのが選曲でして、遊びでスタジオ入るので、
特異な曲とかでなく簡単に出来るスリーコードなロックとか。
普通にエディ・コクランのサムシングエルスやろうとしてて、
もう英語を覚えるの面倒なので歌詞はロッカースで行こうと。
そういうのいいね！流石だわ面白いっ！と、アキさん大喜び。
ロッカーズに限らないのですが昔の日本ロックはこんな感じ。
有名なロックの曲にそのまま自身の日本詞で曲出してたりで。
形に拘らず各々が自由に演奏して遊ぼうがコンセプトになり。
目的は特に無いけど好きな曲を好きな感じで勝手に演奏して、
にも関わらず一曲ビシッ！と決まった時の気持ち良さが好き。
ギターもメチャメチャ上手いので私も久しぶりにギター持ち、
アキさんに教えてもらいながらヴォーカル＆ギターで楽しく。
ARBやロッカーズ以外にも普通にストーンズとかもやってて。
簡単なアレンジで合わせるから気持ちよく演奏出来て楽しい。
アキさんのおかげもあって私とナオさんは週一でスタジオに。
仕事と合わせると週六で顔を合わせる事になっておりまして。
実はギャルバンの皆さん、ナオさん含め全員が年上の女性で。
バンド組みたいスタジオ入りたいの一心だけで加入したけど、
ここまで毎日の様に顔を合わせてるとちょいと意識しちゃう。
好きにならずにいられない、男は幾つになっても？おバカで。
まぁそんな気持ちとは裏腹に、一歩先行けない私だったのですが。
■魂こがして/ARB
ARBが解散する！とパチパチか何かの雑誌でライブの告知してて。
解散に伴うツアーには各所でゲストが出るとの事でその名も。
氷室さんの名前出てたから最終日の代々木第一体育館かなと。
ライブを観に行けなかったけどWOWOWでライブを放送して。
それを見た瞬間から大好きになってしまい遡ってCD買ってと。
因みに代々木のゲスト出演分はWOWOWだとフルで放送して。
もう凌ちゃんの歌声が響いちゃって電車の中でも泣きそうに。
詞がどうこうよりも、ただただ凌ちゃんの声が響いちゃって。
上手く言えないんですけど辛い時とかずっと聴いてしまうの。
再結成してみたり、また解散してみたりと色々言われますが、
私は石橋凌の声とキースのドラム、各時代のメンバーが出す、
全ての音に聴き入って時に泣いてを繰り返すバンドなのです。
復活してからのライブツアーには、アキさんと一緒に行って。
出だしから大号泣していた記憶しかなくてアキさんに笑われ。
そこから数回ライブ行ったんですけど行く度に涙腺大決壊で。
メロにしっかり数を合わせる言葉と凌ちゃんの声に痺れてて。
仕事で悩んだりしてたから？そうでもないけど何だか刺さる。
もうARBは観れないけれど過去の音源をいつまでも大事に聴く。
■めんたいロックのムーブメントは一世代上だった
シナロケやサンハウスの存在は知っててもBOØWYよりちょい上。
甘くて酸っぱいレモンティはスネークマンショーで知ったり。
早々に俳優へシフトチェンジした？陣内さんだったりで知り。
なので博多めんたいロックと認識したのは後からだったりで。
ARBから好きになりロッカーズは復活ライブのCDがカッコ良く。
ARBもロッカーズもライブ盤をよく聴いてて今でも大のお気に入り。
そんなARBもひと昔前にアニメで女性ユニットがカバーして。
そんな事ある？？と思いつつ意外な形で再会した事に驚きで。
凄いなぁ～と思いつつアニメから出会う方達もいる訳でして。
どんな形であれ良い曲には変わりない訳で。
どのタイミングで何に出会うのかが大事で。
私は私のタイミングで出会えて聴き続けて。
凌ちゃんも陣内さんもまだまだ歌い続けてもらいたい訳で。
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