【株初心者必見】もみ合いを”上放れ”たら買い
もみ合い相場の特徴
価格がレンジ内で推移
株価がある一定の価格帯で動くため、上下どちらにも大きく動かない状況です。これにより、取引量や出来高が安定した水準に留まることが多いです。
売りと買いの均衡
もみ合い相場では、売りと買いの力が均衡している状態です。投資家の間で「上がる」「下がる」という見方が対立しているため、どちらかの方向に大きく動くことが少ないです。
材料待ちの状態
新しい業績情報や経済指標の発表を待っている状態ともいえます。これにより、株価が動くのは決算発表や政策の発表後といった「材料が出た後」になることが多いです。
上放れの見極め方
上放れ(上方向のブレイクアウト)を確認するために、次のようなポイントに注意すると良いでしょう。
抵抗線(レジスタンスライン)を突破
株価が過去の高値やレンジ上限を超えたとき、抵抗線を上抜けしたと判断されます。これが上放れの一つのシグナルです。
出来高の増加
上放れの際に出来高が増加することは、投資家の買い意欲が高まっていることを示しています。出来高が伴う上放れは、信頼度が高く、トレンド転換の可能性があると見られます。
終値で上抜けを確認
短期的なノイズを排除するために、終値でレンジ上限を超えているか確認することも重要です。一時的な上抜けで終わらず、しっかりと終値で超えていると判断した方が信頼性が高まります。
上放れを活用した買いのポイント
上放れ後の買いタイミングについては、以下のポイントを参考にしてください。
上放れ直後に買う
上放れを確認したタイミングで買う方法です。相場がトレンドに沿ってしばらく上昇することを期待し、早めにポジションを取ることで利益を狙います。
リターンムーブを待って買う
上放れ後に一旦レンジ上限まで下がってくる場合もあります。このリターンムーブ(再テスト)を確認し、サポート(以前のレジスタンス)として機能しているのを確認した上で買いに入ることで、より安全にエントリーできる場合もあります。
損切りラインを設定する
もしもブレイクアウトが「だまし」であり、すぐにレンジ内に戻る場合に備えて、損切りラインを設定しておくことが重要です。上放れが起きた価格やレンジの上限付近を基準に、一定の損切り幅を設けてリスク管理を行いましょう。
上放れを狙う際のリスク
上放れはトレンド転換の強いサインとされることが多いですが、注意点もあります。
だましのリスク
ブレイクアウトが一時的で、すぐに元のレンジに戻る「だまし」が発生することがあります。これにより損失が出る可能性もあるため、損切りルールを設定するなどリスク管理が重要です。
過熱感に注意
特に急騰している相場では、投資家の期待が過熱して一時的に上放れが起こることがありますが、過熱状態が解消されると株価が急落することもあるので注意が必要です。
まとめ
「もみ合いを上放れたら買い」は、トレンドが新たに上昇に転じる可能性があるため、利益を狙う良いタイミングです。ただし、だましのリスクも考慮して、リスク管理を徹底し、冷静に売買を行うことが大切です。
もっと詳しく投資の勉強をしたい方はこちらの記事をご覧ください。