【投資初心者必見】損失拡大を回避するための注文方法
逆指値注文(ストップロス注文)
逆指値注文(ストップロス注文)は、株価があらかじめ設定した価格に達したときに「成行注文」や「指値注文」が発動される注文方法です。損失を限定したいときに、設定価格以下で自動的に売却を行います。
メリット:あらかじめ損切りラインを設定することで、大きな下落時にも自動的に損失を最小限に抑えられる。
デメリット:急激な価格変動により、設定価格よりも低い価格で約定する場合もある。
たとえば、株価が1,000円で買った株に対し「900円を下回ったら成行で売り」という逆指値注文を設定すると、900円を下回った時点で自動的に売却が実行され、損失拡大を防ぎます。
トレーリングストップ注文
トレーリングストップ注文は、株価が上昇しているときに利益を伸ばしつつ、下落に転じた際に自動的に売却して損失を限定する注文方法です。トレンドに追従する形で設定価格が変動するため、利益を確保しつつリスクを管理したい場合に適しています。
メリット:株価の上昇を追いかけつつ、一定の下落時には自動的に売却が行われるため、利益確保と損失限定の両方が可能。
デメリット:一時的な下落で約定し、その後再上昇する場合もあり得る。
たとえば、1,000円で購入した株に対し「5%下落で売却」のトレーリングストップを設定すると、株価が上昇して1,200円に達した場合、1,140円(1,200円の5%下)で自動的に売却が発動するように設定価格が更新されます。株価が上昇中は利益を伸ばし、下落時に損失を最小限に抑えられます。
分割売却
分割売却は、一度にすべての株を売却せず、複数の段階に分けて売却する方法です。特に下落リスクがある際に、一部だけ売却して利益を確定させ、残りの株を保有することでさらなる利益を狙いながらもリスクを抑えます。
メリット:一部の利益を確保しつつ、さらなる上昇の可能性にも対応できる。
デメリット:売却を複数回に分けることで手数料が増加する場合がある。
例えば、1,000株保有している場合に、株価が上昇したタイミングで500株を売却して利益を確定し、残り500株はそのまま保有する、といった方法です。下落のリスクがあっても利益を確保しつつ、さらなる上昇のチャンスを逃しません。
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