【株初心者必見】株価が急上昇し極端に過熱化したら売り!
過熱化を見極めるポイント
RSI(相対力指数)の高値
RSIは過熱状態を示すテクニカル指標で、通常70を超えると「買われ過ぎ」と判断されます。RSIが極端に高い状態では、投資家が過度に楽観的になっている可能性があり、下落リスクが増すため売りを検討するポイントです。
急激な出来高の増加
株価が急上昇している中で出来高が急増する場合、短期的な投資家が多く参入し、相場が過熱している兆候と見なせます。過度な出来高の増加は、その後に調整が入りやすく、上昇が一巡するサインとなることが多いです。
株価の急騰と移動平均線との乖離
株価が急騰し、移動平均線から大幅に乖離している場合も、過熱のサインです。株価が移動平均線から大きく離れていると、いずれ調整が入り、移動平均線に戻る可能性が高いため、売却を検討するポイントです。
ボリンジャーバンドの上限を大きく超える
ボリンジャーバンドは、株価が一定の範囲内にあるかを示す指標です。急上昇でバンドの上限を大きく超えると、過熱状態にあると判断されます。特に、上限を大きく上回る「3シグマ」を超えた場合、過剰な買いが入りすぎていることが多く、売り時の目安になります。
過熱化を利用した売りのタイミング
過熱サインを確認したら分割売り
RSIや出来高の増加、移動平均線との乖離が発生している場合、一度にすべて売却するのではなく、段階的に売却する「分割売り」を行うとリスクを分散できます。相場の様子を見ながら徐々にポジションを解消することで、極端な反発やだましに対応しやすくなります。
上昇が鈍化したタイミングで売る
急騰後に上昇ペースが鈍化し始めることがあります。この場合、利益確定を急ぐのも一つの方法です。高値圏で足踏みする状態が続いたり、出来高が減少し始めたりしたら、トレンドが反転する可能性を考慮して売却するのが効果的です。
心理的な節目で売る
株価が「キリのいい数字」や市場全体で注目される価格帯に到達すると、心理的な節目で反落することが多くあります。たとえば、100円単位、1000円単位の価格は多くの投資家に意識されやすく、利確の売りが出やすいポイントです。
過熱相場で売る際の注意点
だましの上昇に注意
過熱のサインが出ていても、バブル相場や異常な強気相場ではさらに上昇が続く場合があります。短期的な反落があっても、その後再度上昇に転じることがあるため、分割売りを活用し、リスクを分散することが有効です。
ファンダメンタルズを確認
過熱の兆候があっても、企業の業績や成長性が高い場合、株価の上昇に見合う価値があることもあります。このため、ファンダメンタルズも確認し、企業価値に見合っていないと思われる場合に売却を検討するとよいでしょう。
損切りラインも設定する
過熱相場では、買い圧力が急に失速し、株価が急落するリスクもあります。株価が急激に反落する場合に備えて、利益確定の売りだけでなく、損切りラインも設定しておくことで、リスク管理がしやすくなります。
まとめ
「株価が急上昇し極端に過熱化したら売り」は、利益を確保しつつリスクを管理するための効果的な手法です。RSIや出来高、移動平均線との乖離、ボリンジャーバンドなどの過熱サインを見極め、分割売りや心理的な節目での売却を行うことで、極端なリスクを回避しつつ利益を確保できます。また、ファンダメンタルズを確認し、売却タイミングを慎重に判断することも大切です。
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