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男性の恋愛に対してのメンタルブロック解除。
恋愛に対してのメンタルブロックは、通常のトラウマとは少々質が違います。
これはなぜかと言うと、男性は女性を意識してしまう生き物であり、思春期になれば恥ずかしさや照れなど、殆どの男性が抱く感情でもあるからです。
極度に女性に恥ずかしがる。
自分はおかしいのか?
ではなく、思春期の男性の90パーセントがそのような事を経験していて、そのような感情に
・幼年期のいじめ体験
・両親の不仲(離婚など)
・片親からの洗脳
・恋愛のトラウマ
などのネガティブなものがくっ付いてしまうと、恋愛に対して苦手意識が大きくなってしまい、恋愛を欲する本能と避ける恐怖の葛藤が出てきます。
ただ、それでも根性論で覆すことはできますが、漠然とした苦痛は行動を鈍らせるので一度でも失敗があると逃げてしまう場合が殆どです。
これは、いわば「恋愛に対する自己防衛反応」のようなものであり、無意識のうちに「恋愛=痛み」と認識してしまっている状態です。
特に、過去の経験によって形成されたネガティブな思い込みが強い場合、「また傷つくくらいなら、最初から行動しないほうがいい」という、回避的な思考が働きます。
その結果、恋愛に挑戦しようとしても、無意識のうちにブレーキをかけてしまいます。
恋愛に苦手意識を持つ人の多くは、以下のような認知の歪みを抱えていることが多いです。
全か無か思考:「成功しなければ意味がない」「1回の失敗で終わりだ」と極端に考えてしまう。
過度の一般化:「過去に1人の女性に拒絶されたから、他の女性にも相手にされない」と決めつけてしまう。
自己否定:「自分は恋愛に向いていない」「どうせモテない」と最初から諦めてしまう。
未来予測の悲観:「告白してもどうせ振られる」「デートに誘っても断られるに決まっている」とネガティブな結論を先取りする。
こうした思考のクセが、行動を抑制し、さらに恋愛から遠ざかる原因になります。
では、どうすればいいのか?
大切なのは、これらの認知の歪みを少しずつ修正し、「恋愛=恐怖」ではなく、「恋愛=楽しみ」という感覚に書き換えていくことです。
そのためのステップをいくつか紹介します。
小さな成功体験を積み重ねる
いきなり恋愛の大きな目標を掲げるのではなく、まずは異性と自然に話すことから始める。
例えば、「職場や趣味の場で軽く挨拶する」といったレベルからでOKです。
失敗を「データ」として扱う
失敗を「ダメなこと」と捉えるのではなく、「学びの機会」と考えること。
例えば、会話がうまくいかなかったなら、「何が原因だったのか?」「次はどんな話題なら盛り上がるか?」と振り返り、次につなげる習慣を持つ。
自分の魅力を知り、磨く
恋愛が苦手な人ほど、「自分には魅力がない」と思い込みがちです。
しかし、魅力は外見だけで決まるものではありません。
誠実さ、話しやすさ、ユーモア、仕事の安定感など、あなたの中にすでにある強みを意識し、それを伸ばすことが重要です。
まとめ
恋愛に対するメンタルブロックは、決して生まれつきの性格や才能ではなく、過去の経験によって形成されたものです。
これを解除するには、少しずつポジティブな体験を増やし、自分の中の思い込みを書き換えていくことが大切となります。