画像1

小学生の頃から、政治家や経済学者を覚えることが好きで、自分で言うのも何ですが周りから一目置かれていたと思います。
中学、高校、大学へと進み、大学の研究室では自民党の派閥の意義について研究しました。
これまでの衆院選での中選挙区制度のもとでは、同じ選挙区、同じ党から当選するための調整役として派閥が台頭していました。しかし現在では小選挙区制になっているため、選挙での意義はあまりありません。では最も役に立っているのはなにか?それは総裁選です。昨今で岸田さんが選任されたように、現在の自民党の総裁選ではまとまった票が必要になります。その時に派閥に属していれば、票をバックアップしてくれますし、票を渡すとポストを受け取ったりと自身の立場の優遇があります。政治家は誰もが総理大臣を目指すと言われていますから、
現在ではそういう意味で派閥が存続しているのだと思います。また自民党内で意見が割れても最終的に意見がまとまるのはやはり派閥の意向が働くためであり、混乱した政局をうまない点でも、意義があるのではないでしょうか。話がズレましたが、岸田総裁を誕生させたのはやはり派閥です。日本では首相公選制ではないため、実質的には日本のトップを決めるのは国民ではなく議会で過半数を占める党の役割です。その点で言えば派閥を勉強したことにより、この国のトップの性格、性質を知ることができたので良かったと思います。
大学を卒業してからは、某日系の証券会社に入社しました。動機としては、これまで学んだ政治経済の知識をフルで活用できると考えたからです。
しかし、入社すると現実は全く異なりました。自信の考えや理想は優先されず、毎日決まった商品の良いことばかりを並べて売らされ、既存の高齢者に販売し、日々の営業数字に追われる毎日でした。
もともと対面の証券会社は、お客さんの高齢化が著しく進んでいます。なぜなら若い方は手数料の安いネット証券に流れているからです。この流れは正しいと思います。その反面今でも証券会社とやりとりのある高齢者の方は高い手数料を払い、対面証券会社のくいものにされています。その現実はどうしても受け入れることができずに、退職しました。

では今後どうしていきたいのか?
それは、正しい知識をもった投資を全世代の方にしてほしいです。
最初に申し上げますが、投資に正解、不正解はありません。また、私自身に、100%上がる株を見つけたり、教える能力もありません。

しかし、正しい知識を背景に投資すれば、金融商品で騙されることは無いと思います。うまい商品には裏があるように、そのリスクや背景を読み取れれば、少しは前進すると思います。
また私は投資においては、あなた自身の考えが最も重要だと考えます。
例えば、インフルエンサーやあるエコノミストがこの商品が、良いと言って、それで資産がマイナスになれば納得できますか?
私の営業の経験上ほとんどの人が納得しませんし、その後投資からリタイアします。
しかし、あなたの考えがあればどうでしょうか?どんなに暴落局面を迎えても、あなたの考えが揺れなければ、株をホールドしてても、落ち着いた状態でマーケットを静観できると思います。最も儲かっている証券口座はどんな人かという調査で、死んだ人の口座が一番儲かっていたという結果が出ました。
つまり投資には時間が必要です。その時間のなかで、インフルエンサーなどは必ず騒ぎ出す場面があります。そんなものに左右されず、落ち着いた状態で、静観した投資ができる自分になって頂きたいです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?