週刊 金相場展望 2024年8月19日号
株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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16日のNY金相場(期近)は2,500㌦台に乗せ、史上最高値を更新した。高値は2,524.6㌦、週の引け値は前週比64.1㌦高の2,514.5㌦となった。
特に16日はドルの下落を受け、スポット市場が上伸したことがチャートからうかがえる。理由はいろいろあるが、主にFRBの9月利下げを見越しての上昇であるが、不確定なのは利下げ幅。市場は0.25%か、0.5%になるかで見方は分かれている。ただ先々週、雇用統計発表後(8月5日)でもコメントしたが、「大幅に下振れした今回の雇用統計は、需要が急速に減速していることを示す最近の米経済指標を裏付けする内容で、市場は9月利下げを確実視しており、もはや関心事は利下げ幅が0.25から0.5%、さらに12月も利下げするとの見方も強まっている。今回の雇用統計がサプライズであったことは各市場に示されたのだが、10年債金利は一気に4%を割り込み、3.7%台に、ドル指数は直近では104のサポートを下抜け、103.22へと急落」。
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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、『投資日報α』編集長。
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