週刊 金相場展望 2022年4月11日号
株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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先週のNY金相場(期近)は前週比21.9㌦高の1,945.6㌦で引けた。ただチャートでは3月16日に1,895㌦の安値を付けて以来ほぼ横ばいの動きが続いていると言える。一方で、ドルはこの数週間の保合を上放れ、ほぼ2年ぶりの高値に迫っている。本来ならこういったドルの強調相場では、金は売られるのだが、現水準に留まっていること自体が、次の強気相場に備えている状態にあると言えるのでないだろうか。
ロシアのウクライナに対する非人道的な行為がエスカレートしてくる中、各国は制裁を強めるが、ロシアの行動をストップさせることは出来ない。
以前、イラクがクエートに侵攻を開始したときは、NATOは一斉にイラクを空爆し侵攻をストップさせることができたが、核保有国に対してはそれが出来ないのはなんとも複雑な思いである…
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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、株式会社ワカバヤシエフエックスアソシエイツ 取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、投資日報α編集長。
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