週刊 マーケットを読み解くゼミナール 2021年5月23日
週刊 マーケットを読み解くゼミナール
2021年5月23日
講師:神代龍児(こうじろりゅうじ)
【メイン・シナリオ=レンジ上限が争点】
今週の日経平均株価は先週に続き一定の取引レンジ(おおむね27500円~28500円)を形成するとみられる中、その上限である28500円を超えれば買戻しが活発化し戻りを試す動きが強まりそうです。逆に28500円を超えられない状態が続くと、先々週からの下降トレンドの継続が確認されたとして、改めて売り圧力が強まるでしょう。
米国市場では、NYダウは33500~34500ドルのレンジでもみ合いながら、次の方向を探ることになります。34500ドルを超えることができれば、過去最高値(5月10日高値35091ドル)を試す可能性が高い一方、33500ドルを割り込めば数か月レベルの下降トレンドに転じる懸念が強まります。
なお、ナスダックは足下で戻りを試す形ができ始めています。仮に、終値が13500ポイントを超えると、その動きが一段と強まりそうです。
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