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週刊 金相場展望 2023年8月14日号

株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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先週のNY金(期近)は週を通じてほぼ続落の展開となり、前週比28.9㌦安の1,927.7㌦で引けた。ドルが堅調であったことが金を圧迫した要因になっている。尚、ドル指数は7月18日99.55と昨年4月以来の安値を付けた後、3週連続続伸。一方、金は7月20日に戻り高値を付けて以降、3週連続下げ基調となった。ドル高/ゴールド安の図式が復活したといえる。

中長期のトレンドではドル指数は下げ、金は上昇の構図は崩れていない。あくまで短期的な流れでの修正として捉えている。ただ、昨年10月以降、両者のトレンドがドル指数の下げが今年7月18日の99.55で一旦底を見たが、金は5月4日の2,085㌦で天井を付け、両者の逆相関は大幅に日付がづれていた。これは異市場間ダイバージェンスと呼ばれる反転シグナルになるのか今後も注目しておきたい。事実なら、金の下げ、ドルの上昇が当分続くことになる。

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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、株式会社ワカバヤシエフエックスアソシエイツ 取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、投資日報α編集長。


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