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週刊 金相場展望 2022年9月26日号

株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。

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先週のNY金相場(期近)は前週比27.5㌦安の1,645.3㌦で引け、2020年3月以来、2年半ぶりの安値を付けた。前週のCPIショックに続き、先週はFOMCでも大幅利上げが決定され、金利が上昇、金相場の下げ要因となった。
20~21日に開催されたFOMCでは、政策金利の0.75%引き上げが決定され、3会合連続しての大幅利上げとなった。市場は発表当初こそ1%引き上げでなかったことに安堵、ドルは瞬間下げ、金やユーロ、円が買われたものの、11月会合でも大幅利上げが続くとの見通しの下、ドルが再び勝勢に転じ、ドル指数は2002年6月以来、20年3カ月ぶりの高値112に接近。ユーロ/ドル相場も2002年6月の安値0.96台をつけた。

ドル高、金利高の環境下では、金相場もさすが抗しきれずに、先月に続き下げを加速させている。端的に申せば、金相場はテクニカル的にも明かな弱気を示している。昨年3月、8月、今年7月の重要なサポートであった1,670㌦台を下抜けた現在、テクニカルパターンとしては2013年4月の動きを想起させるものとなっている。

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【鏑木高明 プロフィール】

関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、株式会社ワカバヤシエフエックスアソシエイツ 取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、投資日報α編集長。

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