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週刊 金相場展望 2024年10月7日号

株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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センチメントが変化しつつある。先週末の雇用統計で為替市場が大きく動いた。9月の米雇用統計の非農業部門就業者数は、市場予想14万人増を大きく上回り、25万4千人増となり、さらに7月と8月も上方修正された。また失業率は4.1%で、前月から0.1ポイント改善した。インフレに影響する平均時給は前年同月比4.0%上昇と、前月から伸びが若干加速した。以上の内容は市場にとってはビックサプライズともいえる。

ドル指数は9月末100台前半まで落ち込んだが、10月に入ってから続伸し、雇用統計ではさらに100ポイント近く上昇し102.69をつけた。ドル/円相場も9月16日、一時140円割れであったのが、今週は149円台に乗せ、10円近く上昇した。

さてこうなると、ドル高から金相場には暗雲が立ち込める。米金利も11月FOMCでは0.5%の大幅利下げ予想が低下し、MEグループのフェドウオッチで94%以上確率で0.25%の利下げ予想が示された。1週間ほど前、11月会合で0.5%の利下げが行われるとの予想は51%程度であった。

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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、『投資日報α』編集長。

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