週刊 金相場展望 2024年12月16日号
株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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先週のNY金相場(期近)は前週比16.2㌦高の2,675.8㌦で引けた。高値は2,761.3㌦と6週間ぶりに更新したものの、週末に向け売られ、週足では上髭の長い線となった。特に11日に発表されたCPIはインフレ率が下げ渋っている印象を与えたものの、予想の範囲内であり、市場のコンセンサスでは12月利下げをほぼ確定。この内容に敏感に反応したのが金相場であったといえる。
この時の反騰では保合上放れの様相を示したが、後半にかけて長期金利やドルが材料出尽くしで反発したことで、金は反落。金相場にとっては逆に強材料出尽くしで利食い売りが出た。
週足チャートではトライングル気味に保合を継続しているように見え、先週の上値トライ失敗でも、今週、下値接近で11月安値を下回らない限りは弱気とは言えない。6月以降の上昇トレンドラインが
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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、『投資日報α』編集長。
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