週刊 金相場展望 2022年12月19日号
株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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お知らせ:年内の「週刊金相場展望」は12月19日号まで、新年は1月5日号からとさせて頂きますので何卒ご了承下さいますようお願い申し上げます。
先週で年末最後のビッグイベントが終了。欧米市場はホリデーシーズンを控え、商いは低調となっている。13日発表された11月の米消費者物価統計(CPI)は前年同月比、前月比で全体、コアともインフレ圧力は予想よりも鈍化した。これを受け、ドルは下落、金は反発したが、方向性は市場の予想通り、FOMCでも利上げ幅が縮小された。ただFOMC後のパウエル議長の会見では「インフレが持続的に低下すると確信できる、より多くの証拠が必要になる」と、FRBは2023年内に利下げに転じるであろうとの市場の見方に釘を刺した。
結果的にドルはFOMC後は戻し、週を通じて見れば、元の木阿弥、イッテコイ型、金は13日には前週比で高値を更新(1,836.9)したものの、引け値は-10.5㌦安の1,800.2㌦と週足は陰線引けとなった。
ドル指数は先週半年ぶりの安値を付け、ユーロは高値をつけたが、このトレンドに変化がなければ、金もまだ上昇を続ける可能性はある。ただ依然として本欄ではこの反騰は修正高との見方を変えていない。
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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、株式会社ワカバヤシエフエックスアソシエイツ 取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、投資日報α編集長。
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