投資日報α 2021.08.19 購読者限定レポート【2021年2月をもってバブルはピークアウトした?】
バブルは2021年第1四半期がピーク?
いまだに世界はバブルだ―と考えている投資家が多いが、筆者はそのバブルが2021年第1四半期、もっと言えば“2021年2月”でピークアウトした―と考えている。投資家にとって、これからは「バブル後」の投資戦略を考えるのが大切である。その論拠となるファクターは枚挙に暇ないのだが、先ずはバブルの代表であるSPAC(特別買収目的会社)の動きから見てみよう。
【図1】SPACインデックスの推移
上場したSPACインデックスは、当局の規制もあって2月にピークアウト後は低迷している。仮想通貨も同様で、2月のピークアウト後は大幅に下落し、やや戻したとはいえ依然ピークから見ればかなり価格は低迷している。
日経平均株価も上海総合指数も2月にピークアウトし、その後は基本的に低迷している。ラッセル2000や東証マザーズは更に地合いが悪く、年初来安値を更新している―というのが現状である。
こうしたSPACブームの終焉や中小型株の低迷、景気に左右されやすい所謂“世界景気敏感株”ともいえる日経平均や上海総合の低迷を見ると、既に相場は2022年の景気低迷を織り込み始めたように感じる。
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