週刊 金相場展望 2024年10月21日号
株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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先週のNY金相場は前週比53.7㌦高の2,730.0㌦で引け、3週続けて史上最高値を更新した。引き続きFRBの緩和基調を反映した金の強気相場が続いている。中東地域の地政学的リスクの高まりも金の強気を支持し、さらに投開票を控えた米大統領選の行方にも注目が集まる。いずれも不透明ながら、安全資産とされる金への投資意欲は堅調だ。ただ11月も引き続き、発表される米経済統計には注意しておきたい。先月の雇用統計、CPIもそうであったが、市場予想を上回る好調な経済を維持していることで、いつでもFRBの利下げが延期される事態は常にあると思う。それどころか、来年の利下げが利上げに変更される恐れもあろう。
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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、『投資日報α』編集長。
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