週刊 金相場展望 2023年5月1日号
株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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先週のNY金相場(期近)は前週比8.6㌦高の1,999.1㌦で引け、前週に続き、2,000㌦の大台を割った状態が続く。ただ高値は2,020.2㌦と前週の2,028.0に及ばなかったが、安値は1,982.0と前週の1,980.9㌦より1.1㌦上回った。依然としてトリプルトップの懸念を残しているものの、崩落には至っていない。2週間前から気になっていたテーマだが、まだ明確になっていない。即ち「2020年8月と22年3月のダブルトップから引かれた上値抵抗線に阻まれ、トリプルトップを付けるのか、それとも上抜けて史上最高値を更新し、続伸するのか?注目すべき時間帯に入った」。
前回、ダブルトップを付けた時(2022年3月8日2,078.8㌦)、その後、6週間ほど高値圏で推移し、特に6週目は約1カ月ぶりに2,000㌦を回復したのだが、そこで“THE END”となった。週足ベースのストキャスティックスは22年2月に二番天井を付けてから続落し、10月に二番底を付けるまで下げ続けた。
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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、株式会社ワカバヤシエフエックスアソシエイツ 取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、投資日報α編集長。
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