週刊 金相場展望 2023年12月25日号
株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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※ 来年は1月1日号はお休みとなり、9日号から発行させていただきます。それでは皆様、良いお年をお迎えください。来年もよろしくお願いします。
先週のNY金相場(2月限)は前週比33.4㌦高の2,069.1㌦で引け、強気を維持した。ただまだ予断は許されない。2,000㌦を再び割り込んで引けると、過去3回のチャレンジで失敗した後のような相場が待ち構えているので、気が抜けない状況ではある。
米金融政策ではインフレ鈍化と景気減速を背景に、FRBの早期利下げを期待した動きでドル下落、金利低下が金相場を後押ししている。しかし過度の期待は禁物。何時でもインフレ再燃の芽が出る恐れがある。株式市場は好調でダウ平均は史上最高値を更新中。来年、CPIが再び上昇となれば、利下げ期待は一気に吹き飛ぶ。市場予想はあまり期待できない。実際、去年の今の時期も市場は2023年、利上げ打ち止めから利下げへの期待が強まった。
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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、株式会社ワカバヤシエフエックスアソシエイツ 取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、投資日報α編集長。
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