週刊 金相場展望 2023年5月8日号
株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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先週末発表された4月の米雇用統計では失業率、非農業部門就業者数(NFP)の増加幅はいずれも市場予想より強い数字となり、サプライズとなった。NFPは前月比25万3,000人増加。伸びは前月(16万5,000人増=改定)および、市場予想(18万人増)を大幅に上回った。失業率は3.4%と前月から0.1ポイント改善。平均時給は前月比0.5%上昇、前年同月比では4.4%上昇と、いずれも市場予想から上振れ、米労働市場が依然堅調を維持していることが示唆された。
こういった状況下、米10年債金利は前日比では0.058%上昇も、前週比ではほとんど変わらず、週足ベースでは十字線となった。このチャートからは以前として3.3%前後が強いサポートになっている。ブレイクは将来の金利低下を示す強いシグナルになる。
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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、株式会社ワカバヤシエフエックスアソシエイツ 取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、投資日報α編集長。
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