週刊金相場展望 2021年5月3日号
投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートとなります。
鏑木高明 プロフィール
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。
現在、投資日報社 代表取締役
投資日報出版 代表取締役
(株)ワカバヤシ エフエックス アソシエイツ取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員。
サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。
投資日報α編集長
先週のNY金相場(期近)は4月21日を高値として、ジリ安の展開。
注目されたFOMCでは、テーパリングに関しての何らかの示唆する文言が警戒されたものの、FRBは非常にハト派寄りのフォワード・ガイダンスを維持した。市場は国内総生産(GDP)や雇用が予想よりも早く回復し、インフレが加速していると認識しているものの、FRBは景気回復がもたらすインフレの上昇は一過性であるというスタンスを崩していない。
パウエル議長は、経済が雇用とインフレの目標から「程遠い」とした上で、今は量的緩和の縮小を議論する時ではないとも強調した。
このため金は瞬間だが、20㌦近く反騰して1,789㌦台をつけたが、緩和スタンスは既に織込まれており、翌日には高値から30㌦以上下落して1,750㌦台まで売り込まれた。
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