MMA Cycles Report Jul.15 2022 メリマンサイクルズレポート
既に、2022年という年は(歴史上)奇妙(bizarre)な年である―という事は明らかである。
しかしアストロロジーの観点では、年後半で最強のジオコスミックシグナルの出現はまだ先の話である。とはいえ実際のところ、急速に近づいている。そしてこの強力なシグナルを前に、多くの金融市場が年初来安値、あるいは数年来の安値を更新している点に注目したい。例えば、ユーロ/ドル相場は約20年ぶりにパー(1.0000)を試しにかかっている。ドルは世界の通貨バスケットに対して過去20年間で最も高い水準に。実際、ドル指数は7月に入ると2002年10月以来の水準に到達している。
商品市場に目を移すと、NY銀は2年ぶりの安値水準を記録。債券市場ではTノート(米国10年債)の価格は12年ぶりに115を下回る(逆に利回りは上昇)。米国では、過去40年間で最も高いインフレ率を記録し、諸外国でも米国以上の急激なインフレが進行している。
正直なところ、金利が上がる事は、長期的には経済にとって良い事だと思われる。銀行や証券会社の預貯金に再び利息がつくようになり、その利息は株式等の金融商品の購入に充てられるのは勿論、過去15年間貯蓄にまわっていなかった商品やサービスの購入に充てられるからだ。
祖父母は、再び孫のためにホリデーギフトを購入する事が出来る。金利が上がる事は、貯蓄者にとってそれ程悪い事ではない。信用投機が好きな企業や個人にとっては厳しいかも知れないが、一般の人、つまりお金を貯める勤勉な人にとってはメリットがある。
それ故に、FRBが金利を大幅に引き上げ、歴史的な水準である4~5%に戻すという決断を、私は全面的に支持する。世界は、それでうまくいくだろう。
しかし、このような金融市場の急激な動きは、特に上記のジオコスミック面の動きと関連して、我々に何かを語りかけている。基本的な法則は、ジオコスミックサイクルが大きければ大きい程、相場サイクルも大きくなる―という点。我々は2021年2月17日から同年12月24日までに都合3回、土星/天王星ペアサイクルが45年周期で織りなすウェイニングスクエア(270度)が出現した事を知っている。そして2021年は、米国、日本、中国、インド、オーストラリア、ブラジル、欧州など、多くの世界の株価指数が史上最高値、あるいは数年ぶりの高値を更新した事も認識している。
また同時に、これらの株価指数の大半が2022年前半に大きく下落している事も分かっている。そして2022年前半には、原油と金でとりわけ3月上旬に史上最高値を再トライしている。
そして現在、両相場は国債価格と共に下落している。さて、これらはいったい何処に向かっているのだろうか?
人の営みのサイクルに関連する惑星サイクルの研究である「ジオコスミックス」によると、その全てが(大まかに)2022年8月から11月に向かっている―という見方が出来る。この時期、土星(水瓶座に入居中)と天王星(牡牛座に入居中)はそれぞれの惑星逆行に伴い、正確なスクエアの関係にはならないものの270±1度で“広義のスクエア”の関係になる。
そしてこの間、木星は両惑星の中間である牡羊座にあって9月21~28日(日本時間では29日)に両惑星とセミスクエア(45度)の関係に。そしてトリガーとなるであろう火星は、早くも8月1日±10日からこの宇宙のセットアップをエキサイトさせるのではないか。何故ならこの時、火星は天王星や月のノースノードとコンジャンクション(0度)の関係になり、水瓶座の土星と対峙するからだ。
つまり、この時土星は天王星だけでなく火星や月のノースノードとも“広義のスクエア”の関係になるのだ。そして、これらは極めて長期的なジオコスミックサイクルであり、金融市場における極めて長期的な相場サイクルの「節目」ないし2番天井か2番底と関係する可能性が高い。
どうやら、非常に大きな「何か」が天界で醸造(brewing)されているようだ。そうなると、「ジオコスミックス」の観点では金融や経済の世界でも非常に大きな「何か」が醸造されているのではないか―という見方になる。
重要変化日:前後3営業日を含む
7月21日 ★ (この日、木星と土星は45度の関係に)
続きはPDFファイルをご覧下さい。
*メリマン氏の執筆時は、現地時間7月11日(海外マーケット)、
7月12日(日経、ドル/円)です。
* 次回のMMAサイクルズレポートは8月12日の発行予定です(遅延の場合はお知らせ致します)
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