週刊金相場展望 2021年7月12日号
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投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートとなります。
鏑木高明 プロフィール
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。
現在、投資日報社 代表取締役
投資日報出版 代表取締役
(株)ワカバヤシ エフエックス アソシエイツ取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員。
サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。
投資日報α編集長
米金利が急低下、10年債利回りは先週末こそ上昇したが、6月末以降、低下が加速し、8日には1.30%を割り込み、一時約5カ月ぶりの低水準となる1.25%まで落ち込んだ。新型コロナウイルスの変異株「デルタ株」の拡大に伴うリスク回避ムードの高まりや、米国債の供給減、期初のポジション調整などが金利低下の要因として指摘されている。
先週の金相場は金利低下の恩恵を受け、4週間ぶりに1,800㌦台に乗せてきた。ただこの金利の大幅な低下は、単なるポジション調整だけの動きなのか、或いは将来のリスクを予知したものなのかは時間が経過してみないことに判らない。現在の米経済の状況から、常識的に考えればリスクオフからのデフレよりも、インフレを警戒する動きの方が強いと考えられたが、相場は時に常識が通用しない動きをすることもあるので、今は健全な経済状態だが、将来の危機への備えも必要との警告を与えているのかも知れない。
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