週刊 金相場展望 2023年12月4日号
株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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先週のNY金相場(期近)は前週比86.7㌦高の2,089.7㌦で引けた。先週は「何度目かの2,000㌦大台乗せであるが、強気にとってはこの大台乗せを信じて良いのかどうか?これまで、この大台を月足ベースで維持することは出来なかったが、11月も最終週に入ってきたことで、もしここで月足終値で2,000㌦を維持できれば、今度こそ、大相場を演じる可能性が高いと信じる次第である」と述べたが、11月の月足は前月比43.8㌦高の2,038.1で引け、12月1日は一気に史上最高値を更新した。加速モードに入った。当面2,000㌦を割り込んで引けるまでは強気を維持したい。
以下ロイター時事より掲載しておく
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週末1日の金現物相場は上昇し、史上最高値を付けた。パウエルFRB議長の発言を受けて、FRBが金融引き締めを既に終えて来年3月にも利下げに踏み切るとの投資家の確信が深まったことが、相場を支援した。パウエル氏は金融引き締めが過不足となるリスクについて、「よりバランスが取れてきている」と指摘。ただ、現時点でFRBは利下げを考えていないとも発言した。ニューヨークを拠点とする独立系金属トレーダー、タイ・ウォン氏は「金の強気筋はパウエル議長の『金利が景気抑制的な領域に達している』との発言に注目し、早期の利下げ期待を持っているが、金融緩和観測が時期尚早であるというパウエル氏の警告を無視している」との見方を示した。市場では来年3月に利下げが始まり、政策金利が来年末までに4%を下回るとの予想が拡大している。
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【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、株式会社ワカバヤシエフエックスアソシエイツ 取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、投資日報α編集長。
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