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週刊 金相場展望 2024年9月9日号

株式会社投資日報社の代表取締役社長であり、サイクル分析の大家でもある、鏑木高明が毎週執筆を行っている金相場展望のレポートでございます。
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先週末発表された8月の米雇用統計は非農業部門就業者数が市場予想16万人を下回り、14.2万人増となった。また、6月と7月の就業者数の伸びは、従来発表よりも計8万6,000人下方修正され、労働市場の鈍化傾向が鮮明となった。失業率は4.2%で、前月から0.1ポイント改善した。

9月利下げは確実視されているものの、下げ幅が0.25%か、0.5%になるかは確定されていない。CPI発表を待つことになるだろう。

この日、ウォラーFRB理事が講演で、今月に利下げを行った後も連続しての利下げが必要となる可能性に言及したことで、景気の先行きへの警戒感が強まっている。株式市場は利下げを好感するよりも、リセッション入りを警戒して下げている。




【鏑木高明 プロフィール】
関西学院大学経済学部卒。1995年に世界的に著名な米国のマーケットアナリスト、レイモンド・メリマン氏と提携、国内初の相場サイクルとアストロロジーレポートを発行。サイクル、アストロロジーを活かした相場分析には定評がある。株式会社投資日報社 代表取締役、投資日報出版株式会社 代表取締役、日本テクニカルアナリスト協会会員、『投資日報α』編集長。

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