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つみたてはやばい!【複利を使って、お金を増やそう!】

皆さん、ボンジュール!投資家Cuberです。

今日は、つみたてのすごさについて、ご紹介したいと思います。

①デイトレード(株式等の日計り取引)の弱点

投資について、時間を掛けたくない、もっと早く金持ちになりたい、と思う方も多いと思います。
それを理由に、デイトレード(株式等の日計り取引)を始める方が多いです。
ただ、社会人の場合は、デイトレードは中々向いていません。
株のことはずっと気になって、職場で集中できない、休憩の時にずっと株の動きを見る、夜は中々眠れない、ということはよくあります。

そんなことを避けたい方は、他の投資方法があります。
それは、つみたて投資です。

②つみたて投資について

つみたて投資というのは、一括に投資するのではなくて、分割して投資する方法です。
例えば、一括に12万円を投資するよりは、1年間を掛けて毎月1万円を投資します。

それでは、なぜ、つみたて投資がよいのか、見ていきましょう。

③一括投資と積立投資の比較:事例1

1990年に、日経平均株価に投資したとします。
一括投資とつみたて投資の結果をそれぞれ見ていきましょう。

まず、日経平均株価は1990年から2019年までのデータを確認しましょう。

日経平均株価(1990~2019)

バブルの頂点である1990年に、日経平均株価は38,712円まで上がりました。
しかし、ここからバブルが崩壊し、下がり続けてきました。
2000年ぐらいに、ようやく上がり始まった、と思いきや、その時はインターネットバブルが崩壊し、2003年までに再び下がります。
そこから頑張って5年間上がりましたが、2008年にリーマンショック。
2012年から、改めて上がり続けてきましたが、今は何が起こるのか、わかりません。

要するに、株価の動きを予想することができません。

では、この状況の中に、100万円の投資で、一括投資とつみたて投資の違いを見ていきましょう。

まず、一括投資の場合。
1990年に、一括に100万円を投資したとすれば、2019年に、約60万円になっていました。
そうです。
1990年から2019年までに、日経平均株価は40%で下がってきました。

次は、つみたて投資の場合。
1990年から、同じ100万円を、30年間をかけて、毎月33,333円を投資したとします。
その結果を見てみましょう。
このグラフは、1990年から2019年まで、100万円の一括投資とつみたて投資の変動を比較します。

資産の変動(1990~2019)

30年間で一括投資は60万円になった一方、つみたて投資は約160万円になりました。
つまり、元金の100万円と比べて、60%アップになりました。
全然違いますね。

ここでは、つみたてのすごさをご理解いただけたと思います。
特に、投資のタイミングを考えずに、毎月コツコツと投資を続けることで、大きな利益を得られます。
つみたて投資のもっともすごいは、「複利」です。

毎月、投資することになりますので、投資金額を増やすと同時に、既に投資しているお金から利益が出ています。
その利益は投資金額に追加されて、利益がどんどん増えていきます。

④一括投資と積立投資の比較:事例2

「でも、ちょっと待った!今回、1990年から2019年までの日経平均株価で事例を出してもらったけど、1980年から見たら、グラフは全然違うぞ!」という方がいると思います。
確かに、そうです。
1980年からの日経平均株価を見ると、先ほどと違います。

日経平均株価(1980~2019)

このグラフを見ると、日経平均株価は6,560円(1980年)から23,204円(2019年)まで上がりました。
つまり、253%アップしました。

また、先ほどの一括投資とつみたて投資を、1980年から改めて比較してみると、一括投資の場合は約353万円(253%アップ)に比べて、つみたて投資は約173万円(73%アップ)にしかなりません。

資産の変動(1980~2019)

⑤一括投資と積立投資、両方ともメリットがあります

「じゃあ、どっちがいいの??」

今回の事例で、お見せしたいのは、投資に関する知識のない人やあまり考えずに投資したい人の場合は、つみたて投資は一番楽です。
景気が悪くなっても、大きなイベントがあっても、真面目に投資を続けることで、確実にお金が増えていきます。
一括投資の大きな問題としては、今回の事例でも見ましたけど、投資のタイミングを間違えると、大きな失敗になる可能性が十分あります。

「じゃあ、両方できないの??」

はい、最後に、これについて少しお話したいと思います。

先ほどと同じく、100万円を投資するとします。
一括投資するのか、つみたて投資するのか、どっちがいいかわからない。
日経平均株価に投資するとしたら:
・1990年からの場合は、つみたて投資が良かった。
・1980年からの場合は、一括投資が良かった。

では、それ以外の投資方法はないのか。
もちろん、全てをカバーするのは、できません。
どんな株でも変動しますので、投資方法としてどっちが正解なのか、言えません。

⑥おすすめの投資方法:「ハイブリッド投資」

但し、僕はおすすめしたいのは、「ハイブリッド」投資です。
「ハイブリッド」投資というのは、一括投資とつみたて投資の融合投資のことです。
要するに、投資を始めるときに、投資金額の半分を一括に投資して、そこから毎月、残っている半分をつみたてて投資する方法です。

100万円の場合、まず一括に50万円を投資して、そこから毎月コツコツと残り50万円をつみたてて投資します。
今回の例で、日経平均株価に投資した場合は、ハイブリッド投資の結果を見てみましょう。

資産の変動(1990~2019)+ハイブリッド


1990年から2019年まで、30年間の結果は、ハイブリッド投資で、100万円は110万円(10%アップ)になりました。
ハイブリッド投資は、ちょうど一括投資とつみたて投資の間に入ります。

一方で、1980年から2019年まで、ハイブリッド投資の結果は、30年間で、260万円(160%アップ)になりました。
この場合も、ハイブリッド投資は一括投資とつみたて投資の間に入ります。

資産の変動(1980~2019)+ハイブリッド

⑦結論

一括投資よりつみたて投資のほうが良いケースが多いです。
でも、つみたて投資より一括投資のほうが良い時もあります。
つまり、確実に、投資して利益を出したい人は、「ハイブリッド投資」が良いと思います。
ハイブリッド投資では、一括投資の良いところを取りながら、つみたて投資の良いところも取れています。
ハイブリッド投資は一番儲かる方法ではないですが、確実に、利益を出せる方法になるかと思います。
ぜひ、この「ハイブリッド投資」を使って、投資して頂ければと思います。

2020年10月15日

投資家Cuber

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