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『外資系金融マンがわが子に教えたい「お金」と「投資」の本当の話』読了。感想・レビュー
以前から気になっていたジョン太郎氏の『外資系金融マンがわが子に教えたい「お金」と「投資」の本当の話』をようやく読了しました。
タイトルのとおり、「親が子どもに伝えるべきお金の知識」に焦点を当てた一冊ですが、大人が読んでも十分に学びの多い内容です。
それでは個人的な感想を書いていきます。
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お金の基礎をしっかり学べる
本書は、「GDPとは?」「金融政策とは?」「財政政策とは?」といった経済の基本的な仕組みから始まり、フローとストックの違い、会社の成り立ちや決算書の見方、資本家と労働者の違いといったテーマを網羅的に解説しています。
単なる投資指南ではなく、「お金に関する知識の土台作り」に重点を置いているため、投資初心者だけでなく、経済の仕組みを基礎から学びたい人にとっても役立つ内容になっています。
本書の構成が特徴的なのは、各章で「親が知っておくべきこと」と「子どもへの教え方」に分かれている点です。
親が知っておくべきこと → 経済・投資の基礎知識を大人向けに解説
子どもへの教え方 → 子どもにどう伝えるか、どんな言葉を使うと理解しやすいかを具体例付きで紹介
ただし、子どもの理解力や興味に応じて教え方は変わるため、本書の方法がすべての家庭でそのまま実践できるわけではない点には注意が必要です。
労働者と資本家の違いを学べる
本書では、労働者として働くだけでなく、「資本家」という選択肢があることを明確に示しています。
給与をもらうだけではなく、資産を増やす視点を持つ
出資と融資の違い、債務と債権の違いを正しく理解する
資本主義社会の中で、お金を増やす仕組みを学ぶ
これらの知識を子どもに伝えることの重要性が強調されており、将来的に自分の資産をどう形成していくかを考えるきっかけになります。
決算書の読み方がわかりやすい
決算書(財務三表)の読み方に苦手意識を持っている人にとって、本書の解説は非常にわかりやすく整理されています。
貸借対照表(バランスシート)
損益計算書(PL)
キャッシュフロー計算書(CF)
これらの基礎をざっくりと理解するだけでも、経済や投資に対する見方が変わるはずです。初心者向けの入門書としても優秀な一冊です。
気になった点:やや煽り気味の表現も
本書の内容には概ね賛同できる部分が多いですが、一部「煽り気味では?」と感じる記述も見受けられました。
例えば、年金制度に対する否定的な見解や、インフレの影響を強調しすぎる表現などが挙げられます。
日本の年金制度が崩壊するかのような書き方 → 実際には制度改革が続いており、一概に破綻とは言えない
預金はインフレに対応できないという主張 → 過去の日本のデータを見ると、必ずしもそうとは言い切れない
投資をする理由として「インフレ対策」を過度に強調 → 投資の本質は資産形成であり、インフレ対策は一側面に過ぎない
また、「データを見るときは3年以上、できれば5年、理想は7年以上」と書かれていますが、投資の長期性を考えると7年でも十分とは言い切れない部分もあります。
経済や投資の土台を学ぶのに最適
本書は、投資テクニックを学ぶ本というよりも、経済の仕組みやお金の基本を学ぶための本です。
投資の基礎を知りたい人
子どもにお金の教育をしたい親
経済の基本を学びたい人
こういった人には、非常に有益な一冊となるでしょう。
特に、投資の話そのものよりも、「お金とは何か?」「社会の中でどう機能するのか?」という視点を学べる点が大きな魅力です。
まとめ:大学生や社会人にもおすすめ
タイトルには「子どもに教えたい」とありますが、実際には大人が読んでも十分に学びのある内容です。特に、これから社会に出る大学生や、資産形成を考え始めた社会人にとっても、役立つ知識が詰まっています。
「お金の知識をしっかり身につけたい」と考えている人には、一読をおすすめします。
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