モノトーンアクセサリー~柄鏡式前方後円墳編~
こんにちは、しおりです!
皆さんは古墳にご興味はありますか?
こちらは珍しい古墳の形をしたピアスです♪
可愛らしい形をしていますがモノトーンでかっこいい!!
《柄鏡式(えかがみしき)前方後円墳》
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今回ご紹介するのは、大阪府堺市中区土師町(はぜちょう)にある『宏和産業(株)』の新シリーズ『Kofun shaped』。
shapedは「形をした」という意味です。
「Kofun shaped」はそのままずばり、「古墳の形をした」アクセサリー♪
緑色をした古墳グッズは数あれど、こちらはなんとモノトーンで統一!
とても珍しい古墳のアクセサリーです♪
アクリルでひとつひとつ古墳の形を再現しております。
「ひとつひとつ古墳の形」…といわれても。
きっと皆さん、鍵穴のような「前方後円墳(ぜんぽうこうえんふん)」が古墳の形と思われていることでしょう。
しかし!全国に散らばる古墳は個性いっぱいの形をしています!
一口に古墳といっても実はたくさん種類があります。
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考案した東眞由美さんより
「うちは土師ミサンザイ古墳のお膝元にあります。
世界遺産を機に古墳を調べてみたのですが、形がこんなにあるのかとビックリ!まず、この幾何学の形に魅了されました」
さらにモノトーンにすることで、「形そのもの」が全面に出るのでは?幾何学&シンメトリーの美しさが際立つのでは?という意図があり、『Kofun shaped』は誕生しました。
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こちらは「柄鏡式(えかがみしき)前方後円墳」です。
室町時代に使われた柄鏡を連想させるのでこの名が付きました。室町のものなのでもちろん古墳時代はそんな名はついていません。
古墳のそれぞれの形は江戸時代後期、儒学者であった蒲生俊平が名付けました。この柄鏡式前方後円墳もそうです。
意外と最近ですね!そうなるとずいぶん古墳の名前も身近に感じることができませんか?
さて、こちらも不思議な形をしています!
黒い柄鏡と透明な柄鏡を交互に重ねております。
ピアス金具は中央に着いているので上下どちらも決まっていないようです。
左右上下逆に着けても面白い♪
左右で異なる古墳のピアスを付けるのも可愛らしいですね♪
色んなおしゃれを楽しめそう!
モノトーンなので、どんな服にも合わせやすいピアスです。
このシリーズは本当に不思議なデザインです。
「形」をとことん見てほしい、という気持ちが伝わってきます。
数種類集めて左右別々に着けても面白いかもしれません。
なんといっても古墳のお勉強になるのがいい!
「形から入る」のも大事です。これがきっかけで古墳にもっともっと興味を持ってもらえたら嬉しいです。
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商品コンセプト
時代の変革期を感じる中、急激に広まりつつある古代ブーム。そこから生まれた“古墳女子”。
彼女たちは「墳活(古墳を広める活動」にあたり「墳装(古墳モチーフを身に着けること)」を欠かさない。
そんな古墳女子の為に生まれたのが『kofun shaped』。
全国にある10種類の古墳のシルエットを20型のピアスで展開。“shaped”は「形づくる」の意。まさに「古墳の形」という名のアクセサリーなのです。
それぞれ古墳の背景等、簡単な説明文言をそれぞれにお付けします。
そのユニークな形状と組み合わせることによってできる未来的な造形ができあがります。
それが非常におもしろく。
アクリル素材で軽く、シンプルな装いにプラスして個性をたのしんで頂けるピアスです。
金属アレルギーの方にも安心なチタンポスト使用。
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お時間のある方は以下へ。
「古墳の形」について少し話をしますね。
ちょっと話が脇に逸れますが…皆さん、古墳は全国にいくつあるかご存じですか?
なんと、北海道から九州まで16万基もあります!コンビニより断然多いそうです!
形はその地方によって多い形、少ない形があります。
教科書で習う「前方後円墳」は鍵穴の周りに馬轍型の周濠(お堀)がある形です。
世界文化遺産にもなった大阪府にある「百舌鳥・古市古墳群(堺市・羽曳野市・藤井寺市)」の特徴のひとつです。
一番有名なのは堺市にある仁徳天皇陵でしょう。
「前方後円墳」は大王の流れを汲む身分の高い被葬者のものですよ、という証拠になります。
巨大であればあるほど、権力、その土地への影響力が強い大王(おおきみ)・天皇のお墓であることを示します!!
そして形の種類。
いくら大きくても形を見れば身分の違いがわかります。
順位としては
前方後円墳
帆立貝型古墳
八角墳
六角墳
方墳
長方形墳
円墳
といったところでしょうか。
諸説ありますし、地方によって時代によっても変わります。
八角墳などは古墳時代後期のもので天皇陵が多いです。
珍しい形になると、
双方中円墳
柄鏡型古墳
前方後方墳
双円墳
双方墳
などがあります。
熊本「オブサン古墳」では、円墳に二本の足がにょっきり生えたような形をしていますし、古墳時代以前に造られた「四隅突出型墳丘墓」は円墳に四つの足が四方に飛び出ている形をしています。
「前方後円墳」は、古墳時代、大阪平野や奈良盆地に広がっていたヤマト王権の配下の証ともいわれており、全国に散らばる前方後円墳の被葬者は「ヤマト王朝に従属していた人物」と取れます。
とはいえ、細かな造り方はさまざま。
見た目は「前方後円墳」ですが、石室も様式も使う石もまったく違っていたりします。力のある地方豪族ほど、オンリーワンな古墳を造ろうという流れになっていったのかもしれませんね。
特にヤマトの語源ともいわれている「邪馬台国」は近畿説と九州説に分かれています。
関西に住む我々は、ずっと「邪馬台国は近畿(奈良・大阪平野)にあり、謀反を起こした九州の巨大豪族、磐井氏と苦戦の末勝利し、ついに配下に治めた」と教わりますが、九州の人々は「もともとのヤマト(邪馬台国)は九州。侵略してきたのはそっち」という見解が強いです。
このエピソードだけでも地方の力が分散し、王朝に従わなくても十分統治されていたことがわかります。
古墳時代は3世紀後半から6世紀。
明らかにしようにも昔すぎて立証が出来ないのが実情です。
特に4世紀については空白の100年と呼ばれるほど何の証拠も残っていません。各研究者が未だに火花を散らして学説論争をしている状態なのです。
なので、数多く造られた古墳(墳墓)も、誰がいつ、なぜこの形で、ということが一切解明されていません!(立証されているのは聖徳太子など全国の墳墓含め7つと言われています)
古墳時代は謎に道満ちていて魅力が溢れております!
皆さんもぜひ古墳の魅力に触れてみてくださいね♪
柄鏡式(えかがみしき)前方後円墳
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最後までご覧いただきありがとうございました!
たくさんの古墳の形があって面白いですね♪
他にも面白い形をしている古墳のアクサセリーをご紹介していますので、ぜひご覧ください。
紙caféオンライン商店では、他にも堺の素敵な商品を販売しております。
ぜひご覧ください!!
これを機に大阪府堺市について興味を持っていただければ光栄です!
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